情報によると、この新型ハイパーカーは、スポーティで大胆、そして紛れもなく「未来的」なデザインだと伝えられている。
BMWは2010年代後半、かつて販売したPHEVスポーツカー「i8」に後継モデル「i16」の発売を計画。上層部からほぼ承認を得ていたが、収益性と実現可能性の懸念から取締役会はプロジェクトを一時停止することを決定し、SUV「XM」へシフトチェンジした経緯がある。
また、BMWスポーツカーの象徴的な1台である「M1」が生産終了となってから43年が経過。以来、BMWは何度もその精神的後継車の発売を検討してきた。自動車設計エンジニアから作家に転身、「BMW By Design」の著者スティーブ・サクスティ氏は「BMWでは毎日誰かが新しいM1を設計している」という。
結局、BMWは新しいスーパーカーを発売するために必要な大胆な決断を下すことができず、内燃機関を搭載したスーパーカーを発売する機会をほぼ確実に失ったという。
しかし、私たちがまだ生きている限り、将来BMWからハイブリッドまたは電気スーパーカーが発売されることを期待していいだろう。
現段階で確実視されているのが、「ノイエ・クラッセ」プラットフォームをベースにしたフルエレクトリック「M3」だ。このモデルには、4基のモーターが搭載され、ハイパーカーの領域に押し上げるのに十分な1000ps以上を発揮する可能性がある。
そして今回発覚した新型EVハイパーカーは、同じくクワッドモーターから1300ps以上を叩き出すと噂されており、早ければ2025年にもコンセプトモデルが公開されるという。