Denza 「Z9」の最高出力956psという圧倒的なパフォーマンスと同レベル以上を期待。
中国BYDのサブブランド「Denza」は、現在新型フルエレクトリックハイパーカーを開発中と噂されているが、そのプロトタイプがスクープされた。
このスパイショットは、中国で最も普及しているSNS「Weibo」にアップされた画像だ。
Denzaは、メルセデス・ベンツとBYDが立ち上げたハイエンド合併会社だが、メルセデスが撤退したことで、BYDグループ傘下の完全子会社となっている。
撮影されたプロトタイプは、厳重なカモフラージュだが、2024年4月に「ファン・チェン・パオ」(同じくBYDのプレミアムサブBrand)が公開した「Super9」を彷彿させるルックスが見てとれる。
BYDが格安EVから高級スーパーEVへシフトチェンジするのは、間違いなくヴォルフガング・エッガー氏の影響だろう。同氏は、アウディ、ランボルギーニ、アルファロメオなどでデザインを担当、Super9も彼が辣腕を振るった。
Super9に関して詳細は明かされていないが、生産バージョンでは、Denza 「Z9」から3モーターパワートレインを借用する可能性があり、最高出力956psという圧倒的なパフォーマンスを持つ。今回のプロトタイプも同レベル以上を期待していいだろう。
新型電動ハイパーカーは2025年の上海モーターショーでデビューする予定だ。地元メディアのAutohomeによると、中国での価格は約41,200ドル(約640万円)から始まる可能性があり、ポルシェ911を圧倒するパフォーマンスをもちながら、911エントリーバージョンの半額以下になると噂されている。また、スピードスターバージョンも設定される可能性があるという。
日本でも徐々に知名度を上げいてるBYDだが、日本市場に導入されれば、この価格のハイパーカーなら、需要はかなりありそうだ。