「S-エネチャージ」進化系となる、新マイルドハイブリッド「48Vスーパーエネチャージ」を採用
初代アルトは1979年に発売、軽ボンネットバンの先駆けとして大ヒットした。第9世代は2021年に登場、5年の月日を経てフルモデルチェンジが行なわれる。
2024年の7月に行われた「10年先を見据えた技術戦略」では、「小・少・軽・短・美」という企業理念を発表、鈴木俊宏社長は、「次期アルトは現行型から100kgの軽量化を目指している」と語り話題となった。現行型の最軽量モデルは680kg。ここから100kg減というと580kgとなり545kgと歴代最軽量の初代モデルに35kg迫る。
次期型デザインだが、車のラインに合わせ、サイドにエッジの効いたキャラクターラインを採用。フロントエンドはダンベル型の個性的なデザインになり、その中に楕円型の大型ヘッドライトと2灯上下に分けたポジションランプとウインカーを配置。スカート部にはアンダーバーを配置するなど、スポーティなイメージが予想される。
キャビン内でもボタンスイッチの見直し、タッチディスプレイに集約、樹脂パーツの削減により軽量化が徹底されるはずだ。
パワートレーンの注目は、「S-エネチャージ」進化系となる、新マイルドハイブリッド「48Vスーパーエネチャージ」を採用だ。これにより、次期型はパワフルにかつ燃費も向上、マイルドハイブリッドでは、最高出力は60ps、燃費は34km/Lを目指して開発中だという。
アルト次期型のデビューは、最速で2026年秋と予想される。