ボルボに「クロスカントリー」復活へ!初の小型プレミアム電動SUV「EX30」

ボルボ EX30 クロスカントリー 市販型プロトタイプ スパイショット
ボルボは、2023年にタフネス仕様のXC「EX30クロスカントリー」をプレビューしたが、いよいよ発売が迫り、量産型プロトタイプがテストを開始している。

ボルボのクロスカントリー、電動化して蘇る

ボルボ EX30 クロスカントリー 市販型プロトタイプ スパイショット

「クロスカントリー」バージョンが初めて登場したのは、1990年代なかばで、サスペンションリフトと、より頑丈そうなボディトリムを備えた『V70ワゴン』にこのバッジを与えた。それ以来、この名前は『V60ワゴン』などの車で断続的に使用されてきたが、ボルボは現在クロスカントリーSUVモデルを販売していない。

ボルボ EX30 クロスカントリー 市販型プロトタイプ スパイショット

クロスカントリーは他メーカーも影響を与えたコンセプトで、メルセデスは「オールテレーン」を、フォルクスワーゲンは「オールトラック」、アウディは「オールロード」などを設定している。

EX30クロスカントリーは、2023年にプレビューされ、2024年の発売が予定されていたが延期、現在2025年内の発売が計画されている。ボルボが関税を回避するために生産拠点を中国からベルギーに移転、すべてのEXの米国への導入は1年延期され、2025年となったのだ。

2023年のプレビューモデルでは、オフロードタイヤを巻いた18インチのホイールはオプションで、購入者がそのボックスにチェックを入れなければ19インチのホイールとロードバイアスのタイヤが付くだろうと伝えられていたが、量産型ではどうなるのだろうか。

発売に先立ち、スウェーデン北部の山中でプロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。「EX30 Cross Country」 は、オフロードの状況でより優れた能力を発揮するが、既存のEX30の171 mm(6.7インチ)と比較して地上高がわずかに増加、ノーズ、アーチ、テールに黒いプラスチックトリム、ルーフラック、新しい18インチ合金ホイールセットがパッケージの一部になっているようだ。また、EVのバッテリーとモーターを保護するためのスキッドプレートも装備される。

量産型の価格や、どのパワートレインと組み合わされるかなど、正式発表は何も発表されていない。しかし、EX30ツインモーターパフォーマンスの428psデュアルモーター、全輪駆動セットアップに限定する可能性があるという。

発売に先駆けた公式プレゼンテーションは、最速で2月に行われる可能性もありそうだ。

キーワードで検索する

著者プロフィール

APOLLO 近影

APOLLO

1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…