
スポーツバックはリヤスクリーンの傾斜度をさらに高め、Cピラーとリヤクォーターウィンドウをコンパクトに設計
アウディの2024年の米国販売台数が急降下している。同ブランド全体では14%減少し、Q5、Q7、Q8 SUVはすべて、少なくとも25%の減少となった。しかし、明るい兆しは現行型Q3で、その売上は45%も急増した。つまり、今年の新型内燃機関Q3が、売り上げを伸ばす可能性が高いということだ。
より滑らかなルーフ採用…アウディ「Q3」次期型、クーペSUV「スポーツバック」導入が確定!

スクープ班がQ3次期型のスクエアバックバージョンのテストを初めて撮影したのは2023年秋だったが、よりセクシーなスポーツバックバージョンのプロトタイプが登場するまでにはさらに18カ月かかった。
通常のQ3はリヤウィンドウが若干傾斜しているが、スポーツバックはクーペ効果を増幅し、リヤスクリーンの傾斜度をさらに高め、Cピラーとリヤクォーターウィンドウがコンパクトに設計されている。写真を見ると、現行Q3スポーツバックの場合のように、荷物をヘッドライナーまで積む場合、後部のヘッドルームと荷物の容量をいくらか犠牲にすることがわかる。

後部では、各コーナーのリヤカモフラージュから、垂直に分割されたLEDのストリップがわずかに見える。これはブレーキランプとして機能し、減速しているときにテールライトが矢印のような形状になる。また、各テールライトの下には、ハッチバックドアを横切ってテールライトをつなぐ全幅の水平に取り付けられたLEDストリップがあると思われる。

フロントエンドに戻ると、電動の兄貴分である「Q6 e-tron 」のような分割ヘッドライトを採用していることがわかる。興味深いことに、A5やQ5など、最近のICE搭載アウディには見られないことから、差別化がなされる方針のようだ。
次期型では、フォルクスワーゲングループの「MQB Evo」プラットフォームを採用する。このアーキテクチャーは内燃機関車用に設計されているため、EVバージョンは存在しないが、ガソリン車とハイブリッド車のオプションは豊富に用意される。
キャビン内は、具体的には、11.9インチのデジタルインストルメントクラスターが備わり、14.5インチのインフォテインメントシステムに接続、オプションの10.9インチの助手席ディスプレイが提供されると思われる。
エンジンオプションは、フォルクスワーゲン・ティグアンといくつかのパワートレーンを共有する可能性がありそうだ。最高出力150psを発揮する1.5L直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドや、最高出力272psを発揮する1.5L・TSI Evo2と電気モーターを組み合わせたPHEVのラインアップなどが予想され、18.5kWhのリチウムイオンバッテリーを積み、EV航続は100kmが期待されている。また、最高出力400ps以上を発揮する2.5L直列5気筒エンジンを搭載する、「RS」も設定されるだろう。
Q3/Q3スポーツバック次期型のワールドプレミアは、今後数カ月以内とみられ、今年後半には発売すると予想され、2025年から2026年にかけて、アウディ復活の転換期となるだろう。












