より滑らかなルーフ採用…アウディ「Q3」次期型、クーペSUV「スポーツバック」導入が確定!

アウディ Q3 スポーツバック 次期型プロトタイプ スパイショット
アウディは現在、人気クロスオーバーSUV「Q3」次期型を開発中だが、派生クーペSUV「Q3スポーツバック」市販型プロトタイプを初スクープに成功、次期型でも導入が確定となったようだ。

社運も賭かる? シェア奪回の使命を帯びた、次期Q3&Q3スポーツバック

アウディ Q3 スポーツバック 次期型プロトタイプ スパイショット

現行型となる第2世代は2018年に発売、SUVと比較して全高が30mm低い「スポーツバック」は翌2019年に発表されている。Q3次期型は、2026年モデルとして2025年中に登場予定の2つの新しいハイブリッドモデルのうちの1つであり、もう1つは次世代の「A7」となっている。

アウディ Q3 スポーツバック 次期型プロトタイプ スパイショット

2024年には、同ブランドの販売台数が25万台減少し、テスラが初めてドイツ企業を販売台数で上回る可能性がある状況の中、次期Q3/Q3スポーツバックは同ブランドにとって非常大きな役割を担うことになりそうだ。

次期型最大の注目は、初のスプリットヘッドライトの採用だろう。ボンネットラインに超薄型のライトモジュールがあり、その下に大型のランプがあるこのデザインは、日産が2009年にジュークで普及させて以来、業界を席巻しているが、アウディでは、すでにQ6 e-tronで採用している。

グリルデザインにも変化がみられ、ブランドのトレードマークであるシングルフレームグリルの上部が平らになり短くなり、下部のセグメントが以前よりもはるかに高く垂直に新設計されている。

側面では、現行型より滑らかなルーフラインを装備、後部は他の新型アウディモデル同様に、スリムなLEDストリップによって結合された、「牙」を彷彿させる大型テールライトが装備される。また、リアウィンドウからテールライトにつながるパネルが丸みを帯びていることもわかる。

キャビン内は、おそらく「A5」や「Q6 e-tron」など、最近の新しいモデルと同じ足跡をたどるとみられる。具体的には、11.9インチのデジタルインストルメントクラスターが備わり、14.5インチのインフォテインメントシステムに接続、オプションの10.9インチの助手席ディスプレイが提供される可能性もあるだろう。

エンジンオプションは、フォルクスワーゲン「ティグアン」といくつかのパワートレインを共有する可能性がありそうだ。最高出力150psを発揮する1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドや、最高出力272psを発揮する1.5リットルTSI Evo2と電気モーターを組み合わせたPHEVのラインアップなどが予想され、18.5kWのリチウムイオンバッテリーを積み、EV航続は100kmが期待されている。また、最高出力400ps以上を発揮する2.5リットル直列5気筒エンジンを搭載する、「RS」も設定されるだろう。

Q3/Q3スポーツバック次期型のワールドプレミアは、今後数ヶ月以内とみられ、今年後半には発売すると予想される。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…