
2018年に登場した現行型の初代パリセードがヒットしたことから第2世代が発売されることとなったが、その次期型でも最強バージョンのXRTが導入されることがわかった。

ヒョンデは現在、現行のパリセードのほか、アイオニック5、ツーソン、サンタ ルーズ、サンタフェなどのSUVを販売しているが、新型パリセードにも従来同様のグレード構成が適用され、同ブランド最大のSUVにXRTがラインアップされることで頑丈な佇まいが加わることになる。
スカンジナビアで捉えられたプロトタイプは、完全にカモフラージュで覆われていたが、トリム固有の機能の一部はまだ見ることができる。最も注目すべき変更点は、ホイールアーチのまわりのプラスチッククラッディングと、サイドスカートとリヤバンパーのマッチングトリムだろう。また、冒険的なスタンスに貢献する、再設計されたフロントバンパーも期待される。新型パリセードは、よりボクシーで高級感のある外観を採用しただけでなく、サイズも大きくなり、全長は5060mm (199.2 インチ) にストレッチされている。
このプロトタイプは、コンチネンタルのクロスコンタクト全地形タイヤを履いているが、黒い18インチホイールはおそらく暫定的な部品だろう。
内装では、異なる張り地が使用される専用シートを装備、ヘッドレストには XRTのエンブレムが付けられる。韓国仕様のパリセードは、最大9人乗りレイアウト(3+3+3)で利用可能となっている。
次期型のXRTでは、既存モデルに適用されているユニボディ・プラットフォームのアップグレード版を採用、ホイールベースが2970mm (116.9インチ) にストレッチされる。
パワートレインだが、3.8L V6エンジンを廃止し、代わりに最高出力281ps/207kWを発揮する2.5L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載する可能性が高い。これに、より効率的な自己充電ハイブリッドセットアップが加わり、合計出力は334ps /246 kWになるものと予想されている。
カメラマンによると、韓国からの撮影クルーと一緒にテストをしていたといい、このことから、ヒョンデが新型パリセードXRTのティーザーを製作中である可能性がありそうだ。
XRTは2026年モデルの北米ラインアップに加わると予想されているが、もちろん韓国でも導入予定で、2025年末までにデビューする予定となっている。











