MF編集者推薦400万円以下で買える、いまお勧めのクルマ

2021-2022 MF編集者が推すのはこの3台 ロードスター990S/ノート オーラ/シビック

日産ノート オーラ
Motor-Fan.jpのMotor-Fan/Motor-Fan TECH./Motor-Fan Bikes/Web Option/SW DressUp Navi/GENROQ webの各チャンネルを担当する編集者たちが、「個人的な想い」で推す、いまお勧めのクルマ3台をお届けする。まずは、編集長スズキのおすすめの3台だ。

2021年も残すところ10日余り。半導体不足やコロナ禍の影響で、新車の発表や発売が遅れたり、インポートカーの場合は国内デビューが先送りされたり、といろいろなことがあった今年。Motor-Fan.jpのMotor-Fan/Motor-Fan TECH./Motor-Fan Bikes/Web Option/SW DressUp Navi/GENROQ webの各チャンネルを担当する編集者たちが、「個人的な想い」で推す、いまお勧めのクルマ3台をお届けする(順位はつけられない)。まずは、僕、編集長スズキから。

400万円以下で買える、いまお勧めのクルマ

新車でクルマが欲しい! とはいえ、懐具合はそれなり。となれば、まぁ500万円以上のクルマを買うのは、けっこうハードルが高い。400万円もキビシイ。できれば350万円くらいまででいいクルマが欲しい! という条件で、いま僕がお勧めするクルマ3台を選んでみた。

個人的な好みでいうと、いま流行のSUVやクロスオーバーは、ショッピングリストに載ってこない。これは、単にへそ曲がりなだけ、かもしれないし、アウトドアの趣味もないから、かもしれない。これまで車歴でワゴンやSUVはなし。サイズもあまり大きいのは好みではない。そんな僕が「いま自分で買うならこの3モデル」はこれだ。

日産ノート オーラ 選ぶなら4WD、BOSEオーディオは必須

ノート オーラ G FOUR(4WD)車両価格○286万8800円「小さな高級車」というコンセプトは新しくはないけれど、これまで「成功例」があまりないのも事実。ノートオーラは、成功する素質、大ありと見た。

第2世代のe-POWERを載せたノート、とても出来がいい。でも、いまのマイカー(F30型BMW320d)から乗り換えたいと思わせるだけのオーラはない。そう思わせてくれるオーラがあるのは、「ノート オーラ」だ。これはすごくいい。乗り味もデザインも「小さな高級車」の資格、かなりあると見た。

買うなら断然、リヤに68ps/100Nmのモーターを積んだ4WDだ。

インテリアの質感もいい。ちょっと「ノート」の面影があちこちに見えるのが残念だけれど、これも「素質」を評価したい。

グレードはG。本革シートは好きじゃない(本当の高級車の本革シートは別だけど、普及帯のクルマの本革シートは、お尻が滑って運転しづらい、と思っている)。

せっかくだから、日産のHPで見積もりをしてみた。

オプションのBOSEオーディオは必須と言っていい。

まずは、グレードはG駆動方式は4WDボディカラーはオーロラフレアブルーパールがいいかな。これで290万7300円。Nissan Connect スタンダードプラン+で7920円、絶対に付けたいBOSEパーソナルプラスサウンドシステムが入ったセットプションが40万1500円。これで合計331万6720円

ルノー・日産アライアンスのモジュラープラットフォーム、CMF-Bを使うクルマ(ルノー・ルーテシア/キャプチャー/ノート/ノート オーラ)はどれもいいクルマ。そのなかで一番乗り味、デザインが好みなのが、このノート オーラなのだ。

ホンダ・シビック 選ぶべきは絶品の6速MT

ホンダ・シビックEX(6MT) 車両価格○353万9800円
シビックの6MTのシフトフィールは、抜群だ。

次は、ホンダ・シビック。シビックなのに353万9800円という車両価格はちょっと高い(!)気がするけれど、乗ってみると、これがとても気持ちの良いクルマなのだ。

1.5ℓ直4ターボも良いエンジンだ。でも、シビックを選ぶ最大の理由は、トランスミッションだ。とにかく、6速マニュアル・トランスミッションのシフトフィールが極上だ。いま、シフトチェンジが楽しいクルマの最右翼がシビックだ。

こちらも、オンラインでセルフ見積もりしてみた。

グレードはEXトランスミッションは6MTボディカラーは精悍なクリスタルブラックパール。EXはBOSEオーディオも含めて標準装備だから、これで376万1900円だ。

ヴェゼル、シビックとホンダのクルマづくりは良い方向へ変わり始めているように感じる。

マツダ・ロードスター 990Sで決まり!

マツダ・ロードスター990S 車両価格○289万3000円

今年デビューしたクルマではないけれど、マツダ・ロードスターは、いつでも「欲しいクルマ」のリスト上位にあるクルマ。なかでも、最近加わった「990S」は、二人乗りでもいいから、買っちゃおうか!と思わせてくれる魅力的なモデルだ。

そもそも、自分がロードスターを買うなら、もっともベーシックな「S」グレードを選ぶ。そこにRAYS製鍛造16インチアルミ(これで1本当たり800g、4本で3.2kgの軽量化でばね下重量を軽減)、ブレーキはフロントがBrembo製大型ディスク&4ピストンキャリパー、サスペンションは990S専用セッティング、幌はダークブルーと、もう「カンペキ」と言っていい仕様になっている。990Sの990は、車重のことだから、現在では奇跡の一台の真の「ライトウェイト・スポーツ」だ。

こんなガレージがあったら……と思うけれど、そうでなくてもロードスターはいつも楽しい。

オンライン見積もりをやってみた。

まず、グレードは「990S」、となるとトランスミッションは、6MT、ボディカラーはスノーフレイクホワイトパールマイカ(+3万3000円)にしよう。メーカーオプションは、SRSエアバッグシステム再度(頭部用/胸部用)は付けよう。

これで、292万6000円だ。この価格で、世界最高のライトウェイト・オープンスポーツカーが手に入るなんて、本当にスゴイことだと思う。

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著者プロフィール

鈴木慎一 近影

鈴木慎一

Motor-Fan.jp 統括編集長神奈川県横須賀市出身 早稲田大学法学部卒業後、出版社に入社。…