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2021年も残すところ10日余り。半導体不足やコロナ禍の影響で、新車の発表や発売が遅れたり、インポートカーの場合は国内デビューが先送りされたり、といろいろなことがあった今年。Motor-Fan.jpのMotor-Fan/Motor-Fan TECH./Motor-Fan Bikes/Web Option/SW DressUp Navi/GENROQ webの各チャンネルを担当する編集者たちが、「個人的な想い」で推す、いまお勧めのクルマ3台をお届けする(順位はつけられない)。まずは、僕、編集長スズキから。
400万円以下で買える、いまお勧めのクルマ
新車でクルマが欲しい! とはいえ、懐具合はそれなり。となれば、まぁ500万円以上のクルマを買うのは、けっこうハードルが高い。400万円もキビシイ。できれば350万円くらいまででいいクルマが欲しい! という条件で、いま僕がお勧めするクルマ3台を選んでみた。
個人的な好みでいうと、いま流行のSUVやクロスオーバーは、ショッピングリストに載ってこない。これは、単にへそ曲がりなだけ、かもしれないし、アウトドアの趣味もないから、かもしれない。これまで車歴でワゴンやSUVはなし。サイズもあまり大きいのは好みではない。そんな僕が「いま自分で買うならこの3モデル」はこれだ。
日産ノート オーラ 選ぶなら4WD、BOSEオーディオは必須
第2世代のe-POWERを載せたノート、とても出来がいい。でも、いまのマイカー(F30型BMW320d)から乗り換えたいと思わせるだけのオーラはない。そう思わせてくれるオーラがあるのは、「ノート オーラ」だ。これはすごくいい。乗り味もデザインも「小さな高級車」の資格、かなりあると見た。
買うなら断然、リヤに68ps/100Nmのモーターを積んだ4WDだ。
グレードはG。本革シートは好きじゃない(本当の高級車の本革シートは別だけど、普及帯のクルマの本革シートは、お尻が滑って運転しづらい、と思っている)。
せっかくだから、日産のHPで見積もりをしてみた。
まずは、グレードはG。駆動方式は4WD、ボディカラーはオーロラフレアブルーパールがいいかな。これで290万7300円。Nissan Connect スタンダードプラン+で7920円、絶対に付けたいBOSEパーソナルプラスサウンドシステムが入ったセットプションが40万1500円。これで合計331万6720円。
ルノー・日産アライアンスのモジュラープラットフォーム、CMF-Bを使うクルマ(ルノー・ルーテシア/キャプチャー/ノート/ノート オーラ)はどれもいいクルマ。そのなかで一番乗り味、デザインが好みなのが、このノート オーラなのだ。
ホンダ・シビック 選ぶべきは絶品の6速MT
次は、ホンダ・シビック。シビックなのに353万9800円という車両価格はちょっと高い(!)気がするけれど、乗ってみると、これがとても気持ちの良いクルマなのだ。
1.5ℓ直4ターボも良いエンジンだ。でも、シビックを選ぶ最大の理由は、トランスミッションだ。とにかく、6速マニュアル・トランスミッションのシフトフィールが極上だ。いま、シフトチェンジが楽しいクルマの最右翼がシビックだ。
こちらも、オンラインでセルフ見積もりしてみた。
グレードはEX、トランスミッションは6MT、ボディカラーは精悍なクリスタルブラックパール。EXはBOSEオーディオも含めて標準装備だから、これで376万1900円だ。
マツダ・ロードスター 990Sで決まり!
今年デビューしたクルマではないけれど、マツダ・ロードスターは、いつでも「欲しいクルマ」のリスト上位にあるクルマ。なかでも、最近加わった「990S」は、二人乗りでもいいから、買っちゃおうか!と思わせてくれる魅力的なモデルだ。
そもそも、自分がロードスターを買うなら、もっともベーシックな「S」グレードを選ぶ。そこにRAYS製鍛造16インチアルミ(これで1本当たり800g、4本で3.2kgの軽量化でばね下重量を軽減)、ブレーキはフロントがBrembo製大型ディスク&4ピストンキャリパー、サスペンションは990S専用セッティング、幌はダークブルーと、もう「カンペキ」と言っていい仕様になっている。990Sの990は、車重のことだから、現在では奇跡の一台の真の「ライトウェイト・スポーツ」だ。
オンライン見積もりをやってみた。
まず、グレードは「990S」、となるとトランスミッションは、6MT、ボディカラーはスノーフレイクホワイトパールマイカ(+3万3000円)にしよう。メーカーオプションは、SRSエアバッグシステム再度(頭部用/胸部用)は付けよう。
これで、292万6000円だ。この価格で、世界最高のライトウェイト・オープンスポーツカーが手に入るなんて、本当にスゴイことだと思う。