ランドクルーザーが米国で再発売されたため、アフターマーケットのスペシャリストが新型250シリーズの「鎧」装甲バージョンを製造するのは時間の問題だった。インカスは、多くの車やSUV向けの装甲パッケージを提供しており、強化されたランドクルーザーは市場に最初に登場したモデルの一つである。

日本では心配ないだろうが、ランドクルーザーを運転していて外部の脅威からの保護が必要な場合には最適なパッケージだ。インカスによれば、同社のパッケージは「高リスクの個人」向けに設計されているが、法執行機関、企業、政府関係者にも適している可能性があるという。

このパッケージは、キャビン全体がアップグレードされ、ライフルの射撃や手榴弾から乗員を保護する。また、弾丸がドアの継ぎ目を貫通しないように、軍用グレードの防弾ガラスと装甲ドアオーバーラップシステムを装備している。装甲隔壁は燃料タンクとランフラットタイヤ用の装甲エンクロージャと同様に、安全性・防護性をさらに高めるという。

その他のオプションでは、エンジンベイを装甲で覆ったり、消火システムを装備したり、さらには屋根に脱出ハッチを設置したりすることも可能だという。また、暗視カメラ、サイレン/PA システム、LEDストロボライト、頑丈なホイール、強化バンパー、酸素ろ過システムなどが装備されている。

そして実はハイライトの一つが、通常のランドクルーザーと全く同じように見えることだ。つまり、オーナーは目立って不要な注目を集めるのではなく、群衆に溶け込むことができるということなのだ。これは、「外部からの脅威」を心配する必要がある場合には良いことだろう。

















