タイプRの技と大人の色気、新型プレリュードが目指すもの【開発責任者インタビュー】

期待のホンダ・プレリュードの開発責任者(LPL)は山上智行さんだ。11代目シビックのLPLでもある山上さんに新型プレリュードについて訊いた。
PHOTO:長野達郎(NAGANO Tatsuo)

「新型プレリュードにどれだけ皆さんが恋してもらえるか、そこが本当に楽しみ」

新型プレリュードのプロトタイプを前にしながら、開発責任者の山上さんに話を訊いた。まずは、デザインについてである。

新型プレリュードの開発責任者、山上智行LPL

MF:今日見せていただいているプレリュードのプロトタイプは、2023年のJMS(ジャパンモビリティショー)で初公開されたプレリュードコンセプトとエクステリアデザインは変わっていないのですか?
山上さん:「変わっています」が答えですけれども、おそらく2台を並べても、違いは間違い探しのレベルだと思います。当然寸法も違います。細かいところは違うんですけれども、今回実現したかったことは、あの時点でもうほぼ表現はできていたと思っていただければと思います。
MF:JMSの時点では、まだインテリアデザインはできてなかったのですか?
山上さん:実はインテリアもできていたんです。ただ、展示したのはモックアップだったのでお見せはしてなかったのと、(発売までの)時期がだいぶ前なのでお見せしなかったんです。それで、(インテリアの公開は)今日にはなったんです。

JMS2023で発表されたプレリュードコンセプト
新型プレリュードプロトタイプ。限りなく量産型と言っていいだろう。
エクステリアのデザインコンセプト

MF:ボディサイズは?ホイールベースはシビックより短くなっています?
山上さん:
はい。詳細な寸法は、今日はお話しできませんが、写真を撮って重ねるとかわると思います。
MF:車幅もシビックタイプR(全幅1890mm)よりは狭いですよね?
山上さん:これも実はわかっちゃうんですけども、技術で言うと、プラットフォームはシビックのタイプRのサスペンションまでを使っています。タイヤサイズ(235/40R19)は、タイプR(255/30R19)よりはちょっと細いですね。見ていただいてわかる通り、ルーフが低いので、ワイドで&ローでダイナミックス的にもホイールベースが短いということです。サイドからシルエットを見ると少しオーバーハングが長くは見えると思うんですけど、FFでフードを低くするためには、やっぱり傾斜をずっと下げてった方がいいので、そういう使い方をしています。クルマなので、前後が釣り合ってしまうと動きがなくなってしまう。で、オーバーハングがぐっと詰まって、クルマが前に動いていくようなプロポーションになっていると思います。

新型プレリュードのフロントタイヤ F&R235/40R19 コンチネンタル Premium Contact6
シビックタイプRのタイヤは、F&R 255/30R19 ミシュラン PILOT SPORT4

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新型プレリュードのリヤサス

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新型プレリュードのフロントサス

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新型プレリュードのフロントサス

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新型プレリュードのリヤサス

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新型プレリュードのリヤサス

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新型プレリュードのフロントサス

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新型プレリュードのフロントサス

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新型プレリュードのリヤサス

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新型プレリュードのリヤサス

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新型プレリュードのフロントサス

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シビックタイプRのフロントサス

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シビックタイプRのリヤサス

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シビックタイプのリヤサス

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シビックタイプRのフロントサス

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シビックタイプRのリヤサス

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シビックタイプのリヤサス

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シビックタイプRのフロントサス

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シビックタイプRのリヤサス

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シビックタイプのリヤサス

MF:プレリュードの企画はだいぶ前から存在していて、この世代のシビックを開発する時点で、2025年くらいに出そうねっていうことになっていたのですか? 元々アメリカにはシビッククーペがありましたよね。山上さん:あまり詳しく申し上げられないんですけども、シビックを開発している時にはプレリュードの企画はまだなかったですね。ただホンダ社内ではこういうクルマ好きはすごく多いので、スポーツカー作りたいっていう声はもうあちこちには、あったと思います。それは何年前とかっていうことではなく。今日も明日もずっとホンダのなかでは誰もが思っていることだと思います。

MF:日本におけるプレリュードとアメリカにおけるプレリュードって、位置付けが若干違うような気がします。アメリカだと、かつてのセリカなども、なんとなく若い女性向けの、いまではあまり言わなくなりましたが「セクレタリーカ−」みたいな言われ方していたと思います。だから、そんなギンギンなスポーツじゃなくておしゃれに軽く乗るクルマだという印象がありました。日本だと、男のコが女のコにモテるために買うクルマみたいイメージもありました。日本とアメリカでは、テイストが違ったと思うんです。今回もメインマーケットは、やはりアメリカになるんですよね?
山上さん:そこはご想像にお任せします。おっしゃっていただいたように、やはり国によってプレリュードの捉え方は違うんですけど、プレリュードっていう商品が“響く”ってことで言うと、どこも同じように響いています。今、例えばアメリカの話が出ました。私が面白いと思ったのは、日本で言うと、例えば「お父さんが乗っていたよ」とか、そういう声が多いんですが、アメリカでは、「高校の送り迎えで友達のお兄ちゃんが乗っていたのがかっこよかった」というような声があるのです。ちゃんとリサーチはしていないんですけど、おっしゃっていただいたセクレタリーカーに当時、若い女性が乗っていたとすると、その方も30年経った今はもしかすると会社の役員になっているかもしれないな、と。だから、そういう方が颯爽とLAの海岸沿いを新型プレリュードでドライブしていただきたいな、と思っています。国によって違いはありますが、ただ、皆さん本当に共感していただいていますよ。

MF:歴代プレリュードは、ノーズの高さが何mmだ、みたいなことをアピールしていました。それがある意味、プレリュードのプレリュードたる所以のひとつなのかなと思ったんですけど。
山上さん:そうですね、そういうところはやはり歴代で諸先輩がこだわってきたところです。当然、現代はレギュレーションもかなり厳しいので、できる範囲も限られるのですが。レギュレーションはどのメーカーさんに対しても一緒なので、そのなかでどれだけコンセプトを実現できるかっていうとこだに徹底的にこだわりました。

MF:2プラス2の“プラス2”の部分っていうのは、荷物が置ければいいっていうニーズなのでしょうか? それともちゃんと子どもが乗れるくらいはしようということなのでしょうか?
山上さん:そうですね、身長で言うと150cmくらいの方までは頭がつかえずに乗れるような設計にはなっています。そこはお客様の使い方かなと思うんです。おそらくこのクルマが似合うシーンで言うと、例えばふたりで遠くに旅行に行く。で、その行った先で素敵なホテルに泊まるとか、おいしい新蕎麦を食べに行くとか。そういう時には、後席にはきっと誰もいなくて、素敵なジャケットをちょっと脱いで置いておくとか、手荷物を足元よりは後ろの席に置くとか、そういう使い方が多いことを想定しています。ゴルフに行きたいよっていう時は、シートバックを倒せば、ゴルフバッグがふたつ入りますし、冬にタイヤ交換したい時はタイヤ4本も積めちゃいます。そういうバーサティリティを考えつつ、ただ、割り切るところは割り切らないとこのデザインはできなかったですし、ダイナミクスという観点でも車高の低さはすごく大切なので、そういう選択をしました。

新型プレリュードはハッチバックボディだ。ラゲッジスペースは、意外や広い。

MF:新型プレリュードはハッチバックです。それは今おっしゃったみたいな、ちゃんと荷物が積めますよとかっていうのをある程度担保しないと、商品性に影響すると考えたからですか?
山上さん:どちらかというと私は何かできそうな気がするっていう、そういう気持ちのところがすごく大きいと思いますね。何を積んでどこへ行こうかなっていうのが楽しいんですよね。だからもしかすると親子で、夫婦で、ゴルフかもしれないですし、ちょっと贅沢に1週間ぐらいの旅行へ行こうよっていうことかもしれません。その時に荷物を積む。その時にはトランクとして暗い中に押し込めるというよりは、ガラスから光が差し込んで、なんとなくショールームのように見える方が素敵だよなって感じですね。
MF:では、割と開発の初期段階からトランクではなくてハッチバックにしようと決まったのですか?
山上さん:
そうですね。当然トランクにしたら、それなりのメリットもあります。ありますけれども、今回はグランドコンセプト、あとはお客様のどんな笑顔がいただけるかなっていうのを考えてハッチバックとしました。

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MF:このカテゴリーは、トヨタさんがセリカを復活させると言っていたりしていて、ちょっと盛り上がるかも、みたいな雰囲気がありますね。山上さんとしてもプレリュード一台で戦うよりも、シルビアやセリカに出てきてくれた方が、マーケットが活性化して嬉しいな、みたいな気持ちはありますか?
山上さん:おっしゃる通りで、私自身がクルマを持てる世代になった時に、こういうクルマがたくさんありました。それがすごく楽しかったんです。実際には、憧れていただけで買えなかったんですけど。それがすごいいい時代だなっていうのがありました。プレリュードの名前の通り、これが前奏曲になって、いろんなところからこういうクルマが出てきて、お客さんとそういうコミュニティみたいなのができてっていうのは、ちょっと楽しい。売れるとか売れないとかそういうことではなくて、やっぱり世の中もSUVが増えてくると景色が、あれですし(笑)。そういう意味で言うとホンダも多くのSUVラインアップを持っているんですけども、やっぱり低さとか軽さって正義ですよね。SUV全盛の今、クーペが売れるわけがないだろうって声も聞くんですけど、実は待っている方は結構いらっしゃるんじゃないかなと思っています。

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六代目となる新型プレリュード

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新型プレリュード

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初代プレリュード

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初代プレリュード

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初代プレリュード

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初代プレリュード

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二代目プレリュード

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二代目プレリュード

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二代目プレリュード

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二代目プレリュード

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二代目プレリュード

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三代目プレリュード

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三代目プレリュード

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三代目プレリュード

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三代目プレリュード

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四代目プレリュード

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四代目プレリュード

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四代目プレリュード

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五代目プレリュード

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五代目プレリュード

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五代目プレリュード

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五代目プレリュード

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五代目プレリュード

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六代目となる新型プレリュード

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新型プレリュード

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初代プレリュード

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初代プレリュード

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初代プレリュード


MF:いると思います。セダンも。やはり少数派なのかもしれませんね。僕も若い頃、ガールフレンドのお兄さんがプレリュードに乗っていました。やっぱりかっこいいなと思っていたし、あの頃はみんな後席に普通に乗っていました。狭いながらも、それでスキーにも行っていましたから。後席が狭くても、ずっとみんなで楽しくドライブが出来ましたもんね。
山上さん:やっぱり何か目的があるから我慢できたんですよね。新型プレリュードに皆さんがニコニコして乗ってくれる姿が楽しみで仕方ないです。
MF:でも、タイプRの脚周りを使っているとなると、走りもちゃんとしなくてはいけない。走りとおしゃれなデザインをどうバランスさせるか。
山上さん:多分そうですよね。やっぱりベースのポテンシャルを上げるのはクルマづくりの基本です。それは別にサーキットを走るってことではなくて、クルマをまっすぐ走らせられるとか、疲れずに遠くに行けるとか、雨の日に安全だとか。最近ADASだとか。制御のベースはとにかくベースシャシーがしっかりできていることが重要です。そういうところにもタイプRの脚周りは貢献しています。どうしてもタイプR譲りって言葉が先行しちゃうんですけど、それは手法であって、やりたいのはこういう世界観を作ることだよっていうのを理解いただけるといいかなと思いますね。

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MF:2025年にデビューすると、今後6年ぐらいは造り続けるモデルだと思います。つまり、それは2030年じゃないですか。2030年にどれくらい思いを馳せながら新型プレリュードを開発したのですか?
山上さん:最近私、結構タイムマシーンみたいに思うことがあるんです。例えば、今回のプレリュードは30年後にどうなっているのかと。30年後は自分の子どもがもう50歳か、とか考えると、自分がどうこうっていうよりは、もう自分はそこにはいなくて、次の世代にどう伝わっているのかな、みたいなことを考えます。だから、例えばホンダコレクションホールに、歴代プレリュードは全部ありますけれども、そこにこれが入っている様子を私は天国で多分見ている……。
MF:30年後も山上さん、お元気だと思いますけど……(笑)
山上さん:
だから、2030年は遠いようですぐなので、あまりそこは……。どちらかというと、きちんと進化をし続けたいとは思っています。その先にやっぱりちゃんといてもらえると思っていますし、どれだけのお客さんがそこで笑顔になってくれるのかなっていうのは意識していますね。

MF:プレリュードは、前型から新型まで間が空いたじゃないですか。2025年にこの新型が出て……また空いて……また20年後に復活するみたいな、そういうのでもいいクルマなのかもしれないなって僕は思っています。ずっと作り続けることも立派だけど、みんなが欲しいよねっていう声が高まった時にスパッと現れて、わぁカッコいいねって言われる。またその役割を終えたら間が空いちゃうかもしれないっていうのもアリなのかなっていう気もします。
山上さん:そうおっしゃる方もいますよね。ほんとに気が付いたらもう存在がなくなっているんだけど、その人がいなかったらそれはなかった。そう、ほんとに必要な時に、ただまたハッと現れて……。確かにマツダのロードスターのように作り続けるのもほんとにすごいことですし、プレリュードも、今日お披露目してますけど、場合によってはまったく売れなくてそこで認められなかったっていうことで終わってしまうかもしれないですけど、ほんとに新型プレリュードにどれだけ皆さんが恋してもらえるか、そこが本当に楽しみですね。

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著者プロフィール

鈴木慎一 近影

鈴木慎一

Motor-Fan.jp 統括編集長神奈川県横須賀市出身 早稲田大学法学部卒業後、出版社に入社。…