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一充電航続距離は最大590km。0-100km/h加速は後輪駆動モデルが6.7秒、四輪駆動モデルが4.5秒
このたび国内販売が始まった「シーライオン7」は、昨年6月に発売された「シール」をベースに設計されたSUV。上級クラスのSUVらしい上質なインテリア、さらに進化したインフォテイメントシステムをはじめ、ワイドトレッド化と4輪可変ダンパーによるスポーティな走りなど、どこをとっても国内で販売するBYD EVシリーズの最高傑作となっている。同社は、先進・安全装備、快適装備など高い品質にこだわりながらも身近に感じられる価格設定もアピールしている。

ボディサイズは全長4830×全幅1925×全高1620mmで、ホイールベースは2930mm。BYDがEV専用に開発した「e-Platform 3.0」をベースに、「シール」から本格採用した「CTB(Cell to Body)」技術の双方が用いられている。「CTB」技術はブレードバッテリーを車体の一部(構造物)として組み込むことで、欧州の大型高級車と変わらない4万Nm超という堅牢なボディ剛性(ねじり剛性)を獲得。衝突時でも極めて高い安全性を確保している。また、こうして得られた高剛性ボディと最適化したサスペンションの相乗効果により、優れたハンドリング性能も実現。さらにはセンタートンネルが無く、快適かつ静粛性にも優れた居住空間も確保している。

デザインはBYDでデザイン部門の統括責任者を務めるウォルフガング・エッガー氏が担当した。すでに日本でも販売されている「ドルフィン」や「シール」同様、BYDの海洋シリーズに共通するデザイン言語(海洋生物の自由さと美しさ)が取り入れられている。

フロント部分は海洋シリーズの特徴である「Ocean X Face(オーシャン・エックス・フェイス)」を採用。「シール」と同じくシャープなLEDヘッドライトが存在感をアピールしている。

フロントからリヤに走るダブルウエストラインは、空と海の境界線が表現されており、走行中は格納されるドアハンドルとともに滑らかなボディのアウタースキンをより一層引き立てている。ルーフは後端に向けて穏やかに傾斜するクーペスタイルになっており、リヤゲートにはダックテール型のスポイラーが組み込まれている。その結果、空気抵抗係数(Cd値)は背の高いSUVでありながら0.28に抑えられた。

リヤエンドのシルエットでは、ボディ側面のプレスラインから続くように、貫通式のテールライトが配され、あたかも広大な海原の水平線のような美しさが表現されている。
パワーユニットは、312ps/380Nmを発するリヤモーターと、総電力量82.56kWhのバッテリーを採用。AWDには217ps/310Nmのフロントモーターが追加されている。0-100km/h加速タイムは後輪駆動モデルが6.7秒、AWDが4.5秒。一充電航続距離はぞれぞれ590km、540km(いずれもWLTC値)と発表された。

最新インフォテイメントシステムの採用も特色だ。タッチスクリーン上のUI(ユーザーインターフェイス)がこのシーライオン7から大きく変わり、各種機能も効率よく集約されている。15.6インチという大型の回転式マルチタッチスクリーンをメインとするインターフェイスには、7nm(ナノメートル)の車載用高性能チップ(8155チップ)を新たに搭載。これにより、多くの機能がさらに見やすく、使いやすくなった。例えば、タッチスクリーンのホーム画面からウインドウの開閉やドアミラーの展開・格納、チャイルドロックの施錠・開錠、シート関連の操作画面にワンタップで切り替え、操作できる。そして、指一本で窓の開閉やルーフの電動シェードを自由に調整することもできる。
またシーライオン7から採用した新機能として、スマートフォンまたはスマートウォッチのウォレットにNFCカードを追加することができるようになった。これにより、スマートフォンやスマートウォッチ経由でのドアの施錠・開錠、さらにはイグニッションONにできるなど、より先進的なカーライフが堪能できる。

安全および運転支援システムについては、既存の「ドルフィン」「アット3」「シール」に共通する装備に加え、シーライオン7では新たな機能として「ドライバーモニタリングシステム」を全車に標準装備。このシステムは、運転席側のAピラーに搭載した小型カメラを用いて常時ドライバーをモニタリングし、異常を検知すると警報を発するもの。例えば、ドライバーが目を閉じたり、あくびをしたりすると、システムは自動的に「疲労」と認識。また、運転中によそ見をしたり、前方から目線が逸れると「注意力の低下」と判断して、それぞれ警告を発する。
なお、同社では発売記念として、2025年6月30日(月)までに「シーライオン7」を成約・登録完了した方に、「ドライブレコーダー」や「ETC車載器」などの人気アイテムを無償でプレゼントする。

人気男女二人組ロックユニット「GLIM SPANKY」の書き下ろし楽曲を使用した新TVCMが5月3日より放映開始!

「シーライオン 7」の発売に合わせ、人気男女二人組ロックユニット「GLIM SPANKY(グリムスパンキー)」の書き下ろし楽曲を使用した新TVCMが5月3日(火)より、東京、大阪を除く全国で放映される。シーライオン7の「どちらも諦めない。」、「すべては技術で両立する。」というTVCMメッセージが重厚感のあるサウンドと力強い歌詞で表現されている。
グリムスパンキーのお二方はこのようにコメントしている。
●松尾レミさん
「今の自分そのものを表現した曲です。とてもかっこいいダーティーでブルージーなロックができました。新しい景色が見たいなら自分で人生を転がしていく、そしてそのパワーになるのはいつだって衝動だということを忘れたくない。捨てては手に入れて変化していく難しさと喜び、誰もがそれを繰り返して生きています。気分を上げたい時、落ち込んだ時、いつだってこの曲をお守りにしてもらえたら嬉しいです。ドライブにもぴったり!」
●亀本寛貴さん
「シーライオン7の力強さ、スタイル、先進性を楽曲で表現できたと思います。GLIM SPANKY流の2025年最新のロックサウンドを是非聴いてください」