BMWがARを使ったアートカーのデジタル展覧会「BMWアート・カーズ」を開催中! BMWの文化的取り組みの50周年を記念

BMWは現在、文化的な取り組みの50周年を記念して、アキュート・アート(Acute Art)と共同でユニークな展覧会を開催中だ。これはBMWアートカー・コレクションを初めてAR(拡張現実)を使って展示するというもので、無料アプリ「Acute Art」を通じてデジタル化された動く彫刻を、世界中の誰もがいつでも鑑賞できる。

2週間ごとに公開されるアートカーがプラスされ、9月21日にスイス・バーゼルで開催される「アート・バーゼル」の開催に合わせて、すべてのアートカーがアプリ上に並ぶ

「BMWアートカー」は、レーシングドライバーでアートに造詣の深いフランス人、エルヴェ・プーラン氏とBMW Motorsport(BMWモータースポーツ社)の創始者であるヨッヘン・ニーアパッシュ氏が共同で企画したもので、1975年にプーラン氏が所有するBMWのレーシングカーのデザインをアレクサンダー・カルダー氏に依頼したことをきっかけに誕生した。

アレクサンダー・カルダー(BMW 3.0 CSL/1975年)

それ以降、世界中の著名な芸術家19名が、それぞれの時代のBMWをデザイン。いずれも極めて異質な芸術表現で、アート、デザイン、テクノロジーの文化的、歴史的な発展を反映したものとなった。今回、「BMW Group Cultural Engagement(BMWグループ・カルチュラル・エンゲージメント)」の50周年を機に、アートカーはついにデジタルの世界へ進出し、屋内でも屋外でも、ユーザーが望めばどこでもバーチャル化された360°完全没入型の展示を体験できる。

マイケル・ジャガマラ・ネルソン(BMW M3/1989年)
加山又造(BMW 535i/1990年)

BMWアートカー作品の第一弾として、7月15日から、アレクサンダー・カルダー(BMW 3.0 CSL/1975年)、マイケル・ジャガマラ・ネルソン(BMW M3/1989年)、ケン・ドーン(BMW M3/1989年)、加山又造(BMW 535i/1990年)、エスター・マフラング(BMW 525i/1991年)、ジェフ・クーンズ(BMW M3 GT2/2010年)、ジョン・バルデッサリ(BMW M6 GTLM/2016年)によるアートカーがアプリ上で公開。その後は、2週間ごとにさらなるBMWアートカーがアプリ「Acute Art」を通じて公開される予定で、9月21日にスイス・バーゼルで開催される「Art Basel(アート・バーゼル)」の開催に合わせて、すべてのアートカーがアプリ上に並ぶことになる。

エスター・マフラング(BMW 525i/1991年)

BMWアートカーをすべて鑑賞できるアプリ「Acute Art」は、App StoreおよびGoogle Playにて無料で提供される。

ジェフ・クーンズ(BMW M3 GT2/2010年)
●アプリ「Acute Art」のインストールと起動
1. スマートフォンでQRコードを読み取り、App StoreまたはGoogle Playからアプリ「Acute Art(アキュート・アート)」をダウンロード。
2. アプリ「Acute Art」を起動し、「BMW Art Cars(BMWアート・カーズ)」を選択し、車両を選択してから「Place(配置する)」ボタンをクリック。
3. スマートフォンを床に向け、タップして作品を配置。画面を指でドラッグすると、作品を回転させたり拡大/縮小させたりすることが可能となる。
※アプリ「Acute Art」は最先端の技術を使用しており、最新のソフトウェアを搭載したハイエンドの携帯電話で最も効果を発揮する。対応機種は、iPhone X以上、Samsung Galaxy S8相当であり、アプリの利用には、Apple iOS 11またはAndroid 8.0 Oreo(API 24)以降のOSをインストールし、4GB以上のメモリを搭載したスマートフォンが必要となる。詳細はアキュート・アートのウェブサイト(acuteart.com)に記載されている。

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