
画像はボディのシルエットのみのため詳細は不明だが、よく目を凝らして見てみると、昨年の市販化を狙ったスカイトップスタディのシューティングブレークバージョンのようにも見える。

ティザーでは、特にリヤエンドに焦点が当てられており、なめらかなルーフラインと超スリムなLEDを備えた彫刻的なテールを公開している。湾曲したリヤフェンダーとフィン型のドアハンドルはBMWスカイトップコンバーチブルのものと一致しているが、ボディスタイルはシューティングブレークに近いことがわかる。

BMWはこの新型コンセプトを「デザイン、優雅さ、そして精密な職人技のユニークな融合」と表現し、コーチビルドの特別なモデルであることを示唆している。また、「ダイナミック」「エレガント」「エキゾチック」という言葉も使い、この車が「心と心を動かすように作られている」とも付け加えている。

スカイトップと同様に、この新しいコンセプトカーは、ライフサイクルの終わりに近づいているG15、BMW 8シリーズのプラットフォームをベースにしたものになると思われる。また、M8コンペティションと同じ4.4L V8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力624ps/460kWを発揮することも可能となるだろう。
詳細はまだ不明だが、新しいコンセプトカーは5月24日から26日までコモ湖で開催される『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ 2025』でデビューする予定となっている。
ベースになっていると思われるBMWスカイトップは限定生産50台、50万ドル(約7200万円)と噂される高価格にもかかわらず、すでに完売。BMWはオリジナルのスカイトップに対する市場の熱狂的な反応から判断し、エキゾチックなシューティングブレークを生産し、同様に高価格で提供しようと考えているのではないかと思われる。
因みに、BMW Mの顧客・ブランド・販売担当副社長であるシルビア・ノイバウアー氏は、スカイトップに続いて限定生産モデルが発売されることをほぼ確約している。そして「BMWの戦略は、市場に少量生産モデルをシリーズ化することです。今年のヴィラ・デステで発表される予定で、将来的にはMのデザインを採用した少量生産モデルも登場するでしょう」と語っている。






