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Webオプション編集長が推しまくる”いまチューニングするなら、これだ!”
Webオプション編集長が推しまくる”いまチューニングするなら、これだ!” | 5枚目の写真(全18枚)
86/BRZに採用される水平対向2L NAのFA20は、低重心搭載でFRスポーツの仕上がりを左右する重量バランスで考えると優れたエンジンです。ただし、カタログスペックこそリッター100馬力を果たしているとはいえ、常用域となる4500rpm付近にトルクの谷があるため、スポーツ走行時にストレスが溜まりがち。
FA20チューニングは様々な方法が存在しますが、コストパフォーマンスまで含めて人気が高いのは、HKSのGTIIスーパーチャージャーキットを使ったボルトオンの過給機チューンです。
ターボと同じ高速型の遠心式コンプレッサーを持つスーパーチャージャーユニットは、シャフトに取り巻くよう配置された3個のローラーが圧着力を変化させながら、トラクションフルードを介して非接触でコンプレッサーホイールを加速させる構造となっています。
パワーアップ率は凄まじく、ポン付けでも約60馬力アップを実現。インジェクターまで交換するフューエルアップグレードキットを追加すれば約100馬力アップも射程範囲という驚きのパフォーマンスを有しています。
GTIIスーパーチャージャーキットの導入コストは、キット代と取り付け工賃でおよそ50万円という予算感。プラグやエアクリーナー、さらにオイルクーラーを入れても70万円程度で収まる計算です。
仕事柄、1000馬力級のチューニングカーに乗る機会も多々ありますが、GT-Rのフル加速は異質。アクセルを踏み抜けば、フルノーマル状態でも身体がシートに押し付けられ、信じられない突進力を披露してくれます。初めて乗った時は本当に衝撃を受けましたよ。「これ、やばくないか?」って。
ひとりの職人が1基ずつじっくりと手で組み、全数検査をして性能を確認した後に組み付けられるGT-R専用設計のVR38DETT。登場時は480馬力の最高出力でしたが、熟成を進めた結果、2016年モデルで570馬力に到達。ニスモに至っては高風量タービンの装着などで600馬力を発生させています。
GPS連動で、国内主要サーキットではスピードリミッター解除が行なえるGT-Rですが、チューニングシーンで主流になっているのは、各メーカーが販売している後付けの『リミッターカット』と、チューニングショップが展開する『ECUデータ変更』の2パターンです。
HKSのVACなどを使ったリミッターカットは、ECU解析が進んでいないデビュー初期に人気を集めましたが、R35チューニングが成熟期に達した現在は、ECUチューンついでのリミッター解除がベスト。なお、2015年モデルまではエンジン側のECUとミッション側のTCMの双方での変更が必要でしたが、2017年モデル以降はECU側のみでリミッター解除が可能です。
心臓部の13B-MSPエンジンは、チューニングなしでレブリミット9000rpmを実現しています。高回転までイッキに駆け上がるスムーズな回転フィールは、NAロータリーならではの特権です。
RX-8は、RX-7よりもエンジンを低く車両のセンター寄りに搭載。加えて足まわりのアーム長を長くするなど、旋回性能におけるパッケージングは、最強のコーナリングマシンと呼ばれるRX-7以上で、実際、パワーをあまり必要としないミニサーキットでは、RX-7と変わらないタイムで周回できるんです!
RX-8は2008年3月のマイナーチェンジを境に前期型/後期型と呼び分けるのが一般的です。後期型へのマイナーチェンジによってボディ剛性や操縦安定性が向上、エンジンは潤滑系を全面変更し、オイル消費量の抑制や冷却効率を改善。また、6速MTユニットはそれまでのアイシン製から自社製となり、耐久性がアップするなどさまざまな箇所がバージョンアップされています。
NAであるRX-8はECUの現車セッティングによるフィーリングアップが非常に効果的。後期型は制御がより複雑化され、イジれるショップが限られている状況ですが、RE雨宮などの老舗は自由にセッティングできる体制を整えています。
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