4.6L V8ツインターボエンジンの最高出力は671psを発揮する可能性
ポルシェは、963ル・マンレースカーの公道走行可能なバージョンを間もなくワールドプレミアすることを発表、そのティザー動画が公開された。

公道仕様の917を製造してから50年、ポルシェは公道仕様の963の開発に取り組んでいるようだ。公開時期は発表されていないが、6月14日に開催されるル・マン24時間耐久レースで公開されると予想されている。

917はル・マンで2度の優勝を果たした伝説のレースカーだが、ポルシェの大ファンだったイタリアのマルティーニ家後継者、グレゴリオ・ロッシ・ディ・モンテレーラ伯爵の依頼で、公道走行可能なクルマへと改造された。
リリースされたティザー動画では、963 LMDhをベースにしたと思われる新しいル・マン公道仕様プロトタイプを予告、「あらゆるタッチポイントにおいて、精密さ、目的、そして細部までこだわって作り上げられた、唯一無二のクルマ」と説明している。
また、カーボンファイバー製のボディワークが研磨され、新たな塗装が施されている様子を見ることができる。また、他の職人たちが、まるで新品のようなアルカンターラ張りのインテリアを組み立てている様子も見られる。仕上げとして、ノーズにはレースカーのステッカーではなく、本物のポルシェバッジが取り付けられている。
ポルシェ963レースカーは、「918スパイダー」の4.6L V8ツインターボエンジンを搭載、最高出力671PSを発揮するハイブリッドパワートレインを採用、10,000rpmまで回転数を上げることができる。しかし、ロードカーでも同じことが可能かどうかはまだ明らかにされていない。
動画の最後には、「963 RSP」の名称がくっきりと確認できる。RSがレーシングスポーツの略であることはわかるが、「P」はプロトタイプなのか、ポルシェなのか不明。とはいえ、数日後にははっきりとわかるはずだ。








