基台とコンテナのインストール費用は、どの車種でも47万5000円

道無き道を走破できるクロスカントリー4WDは、日本ではその実力を発揮するシーンはなかなかないものの、SUVよりも無骨な雰囲気が漂っていることから再注目されている。乗りやすさや車内空間の使い勝手の良さも相まって、特にアウトドア派に人気が高い。

ただ、確かに積載性能に優れてはいるが、荷物をシステマティックに積むのは意外と難しいのだ。コンテナボックスを使っても、そのサイズによっては荷室幅を効率よく使えるとは限らない。わずかにスペースが残ったり、逆にボックス類が入らないこともある。隙間には袋類などを詰めるといった上級者テクニックもあるが、全部積んでしまうと欲しいものだけ下ろすということが難しい。

そんなジレンマを解消し、さらに愛車に新しい利便性をプラスしてくれる超便利システムがある。それがSKY Bridge(スカイブリッヂ)の「Hexa 4WD」だ。これはクロスカントリー4WD用モジュール式収納システムで、愛車の荷室に後付けできる。

モジュールの高さは3段階から選択可能。

まずシステムのベースとなる基台をインストールし、この中にドイツ製のコンテナボックス「アルテック」を引き出しのように入れるというものだ。加えて、その左右にはオプションでサブバッテリー(50Ahリチウムイオンバッテリー×1個)や車外で使うシャワーシステム、外部電源システム(バンパー内)を入れることができる(ジムニーなど室内幅が限られる車種はどちらかひとつの搭載が可能)。

上部には、手持ちの車載冷蔵庫に合わせた引き出しシステムもオプションで付けられる。夜間の積み下ろしで便利なLED室内灯は標準装備となる。

引き出し式冷蔵庫

さらにこのシステムの美点は、素材に天然木を使っているということだ。合板に木目をプリントしたものとは違い、風合いと香りが車内に趣きを与えてくれるのだ。自然を愛するアウトドア派にはうれしい装備と言えるだろう。

ちなみに、その価格がまた魅力的。なんと基台とコンテナをインストールして、どの車種でも47万5000円。ジムニー、ランドクルーザー、FJクルーザー、ディフェンダーなどに、ジャストフィットするようインストールしてくれるのだ。ちなみに、サードシートが付いている車種は、それを取り外して装着するという構造変更費が別途かかる。

実に魅力的なアイテムだが、「車中泊できるようにベッドにできないの?」と思う人は多いのではないだろうか。こちらについても、もちろん対応可能。セカンドシートまで基台を延長し、さらに左右の高さを揃えてベッドにすることも可能だという(別途料金)。

国内ではすでに4WD用のベッドキットは流通しているが、海外のように気軽にインストールしてオーバーランダー仕様にできるという商品がない。アウトドアギアなどをシステマティックに収納できて、さらに欲しい機能をプラスできる「Hexa」は、日本のクロスカントリー4WDユーザーに大きな夢を与えてくれるシステムと言えるだろう。

スカイブリッヂ ホームページ https://www.skybridge.life