無限とホンダが研究開発中の本格派EVモトクロッサー・E.REX【東京オートサロン2022】

東京オートサロン2022の無限ブースにて、大胆な演出(吊り下げられた状態)で展示されたのが、本格的なレース用のフレーム&足周りを備え、動力に電動モーターを用いたEVオフロードモデル、E・REX。電動モトクロッサーの可能性を検証するため、無限とホンダが共同開発を進めている試作研究車だ。

無限はマン島TTレースのTT Zeroクラス(※注1)に、TEAM MUGENとして電動バイク「神電(しんでん)」で参戦。2012〜2019年の8戦中、6連覇を達成するという偉業を成し遂げた。

※注1:マン島TTレースは1907年からイギリス諸島にあるマン島の一般公道で開催されている世界最古のバイクレース。このレースでは、2009年より二酸化炭素を一切排出しないゼロエミッションカテゴリーのTT Zeroクラスが新設。2019年で開催11年目を迎えた。

TT Zeroクラスは2020~2021年の2年間、未開催となり、無限は神電プロジェクトを一時的に中断すると発表。今回展示されたEVモトクロッサーのE・REXの開発は、次なる電動車プロジェクトとして進行している。

2017〜2019年の東京モーターサイクルショーに展示されたE・REX。

E・REXは2017〜2019年の東京モーターサイクルショーに展示。当時のモデルは、恐竜のティラノサウルスをモチーフとしたデザインが特徴(写真上)。しかし今回展示されたモデルは、正統派のモトクロスフォルム。外装はレッドカラーを基調にした、スーパーフォーミュラのチーム無限車を模したグラフィックにアレンジ。

展示されたE・REXは、2021年6月5〜6日、スポーツランドSUGO(宮城県)のインターナショナルモトクロスコースにて、デモンストレーション走行を披露。そのパワフルな走りは、下記の動画にて紹介されている。

電動モトクロッサー E.REX デモラン走行!!
E・REXの電動モーター部分(水冷式)。最高出力は30kW、最大トルクは70Nm、最高回転数は1万rpm。
E・REXの電動モーター部分(水冷式)。
マン島TTレースのTT Zeroクラスで活躍した電動バイク「神電(しんでん)」に搭載されていた電動モーター。
「神電(しんでん)」に搭載されていたインバーター。
インバーターとは直流電流を交流電流に変換し、良質な電気を供給する装置。
無限ブースでは数々のトロフィーも展示。

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北 秀昭