ディーゼル車とは?ガソリン車との違い

ディーゼル車とは、一般的に広く普及しているガソリンエンジンではなく、軽油を燃料とするディーゼルエンジンを搭載した自動車です。
点火プラグを使って燃料に着火するガソリンエンジンに対し、ディーゼルエンジンは点火プラグを持たず、圧縮して高温になった空気に対して燃料を噴射する仕組みを持っているのが大きな相違点となります。ガソリンエンジンと比べ燃料の消費量は少ない傾向にあり、さらに低回転域でのトルクが太くパワフルな点もディーゼル車ならではの特徴と言えるでしょう。
もともとディーゼルの燃料の軽油はガソリンよりカロリー(発熱量)が約14%高く、また、ディーゼルエンジンの圧縮比はガソリンエンジンより高いので、ディーゼルエンジンは熱効率が高いのです。しかし、燃焼速度が遅いので、高回転を苦手としています。
また、一昔前までディーゼルエンジンは有害な排気ガスを多く排出するイメージを持たれていましたが、近年は技術の向上によって有害な排気ガスの排出を抑えたクリーンディーゼルエンジンが登場。ガソリンと比べ安価な軽油を燃料としていることやクリーンディーゼルを搭載した車種に対する税制面の優遇などもあり、乗用自動車での採用も増え、ドライバーから支持を集めています。
ディーゼル車のメリット・人気の理由

ここでは、ディーゼル車が持つ魅力やメリットをご紹介。ガソリン車との違いをしっかり把握しておくことが、賢いディーゼル車選びへの近道となるため参考にしてみてください。
- 燃料が安く、トータルの燃費が節約できる
- クリーンディーゼル車なら税制面でも優遇がある
- トルクが太く、パワフルな加速感が味わえる
燃料が安く、トータルの燃費が節約できる
地域や原油価格によって幅はあるものの、ディーゼル車で使用する軽油はガソリンと比べて1リッターあたり10円から20円程度安く設定されています。
そのため燃料代がガソリン車よりも安く済むほか、燃料消費量も比較的少ないため、トータルの燃費が節約することができます。走行距離が長く使用頻度が高いほど恩恵が実感しやすく、家計にも優しい車と言えるでしょう。
クリーンディーゼル車なら税制面でも優遇がある
クリーンディーゼルを搭載した自動車は、国が定める環境性能を満たしていることから税制面の優遇措置を受けることが可能。2022年現在、エコカー減税によって環境性能割と自動車重量税は免税され、自動車税も75%に免税されるなど、購入時も購入後も税金面で大きなメリットがあります。
ただし、税制の見直しによって、クリーンディーゼル車の税制優遇は縮小されることが決まっており、2023年4月末でエコカー減税による環境性能割と自動車取得税の減税は撤廃。以降は2030年度の燃費基準によって減税額が決定しています。
もし、クリーンディーゼル車の購入を検討しているなら早めの購入がおすすめです。
トルクが太く、パワフルな加速感が味わえる
ディーゼル車は、ガソリン車と比べてエンジンの圧縮比が高く、そして熱効率も良いこともありトルクが太く、力強い加速を実感することができます。
しかしその半面、高回転域はガソリン車と比べて苦手とするところがあります。エンジンの高回転の伸び感を楽しみたい人は、ディーゼルではなくガソリンエンジンを選んだ方がいいでしょう。
ディーゼル車の選び方・比較ポイント

ここでは、ディーゼル車の選び方について解説します。同じディーゼル車でも注目すべきポイントをしっかり把握し、比較することでより満足度が高められますので参考にしてみてください。
- 用途に合わせて自動車のタイプを選ぶ
- 振動が少なく、静粛性の高いものを選ぶ
- 燃費や税金など、維持費のトータルコストを考慮
用途に合わせて自動車のタイプを選ぶ
ディーゼル車は、トルクフルで加速性能に優れる半面、高回転域での弱さがあるため、ガソリン車以上に用途を考慮して選ぶことをおすすめします。
街中での取り回しや燃費をもっとも重視するなら、コンパクトカー。 大人数での移動を伴ったりレジャーなどで荷物をたくさん搭載したりするならミニバン、そしてアウトドアユースを考慮するならSUVがおすすめ。
また、ディーゼル車はエンジンや排ガス後処理装置などでどうしてもガソリンエンジンより高価になります。燃費がよく燃料代も安いので年間の走行距離が長い人にはメリットが大きくなります。ただし、走行距離が短い人はディーゼルエンジンの上乗せ費用分を燃費で取り戻すことは難しいでしょう。
振動が少なく、静粛性の高いものを選ぶ
ディーゼル車はエンジンの構造上、振動や騒音が大きくなる傾向にあります。技術の向上によって、最近のディーゼルエンジンは大幅に改良されていますが、それでもガソリンエンジンと比べると振動や騒音は大きいのが現状です。
ディーゼル車の購入を検討する場合は、複数の車種を試乗して比較検討したり、同一車種でガソリン車とディーゼル車がラインナップされている場合は、乗り比べてみたりするのもおすすめです。
燃費や税金など、維持費のトータルコストを考慮
ディーゼル車は、車種によってバラつきはありますが、ガソリン車と比べて燃費はいい傾向にあります。加えて、軽油そのものの価格がガソリンと比べて安いため、トータルの燃料コストを大きく節約することが可能です。燃料代を抑えることを重視するなら、できるだけ燃費の良い車種を選ぶのがおすすめです。
また、燃料以外に排気後処理のための尿素水(AdBlue)の補給が定期的に必要になる車種もあります。事前に調べておくといいでしょう。「尿素SCR付き」とあったら、AdBlueの補充が必要になります。
また、自動車を所持する以上、避けて通れないのが税金や維持費。クリーンディーゼル車の場合、自動車購入時の環境性能割や自動車税は免除されますが、自動車税は75%に減税されますが、税額は排気量によって変わるため、税制面も視野に入れながら選びましょう。
ディーゼル車おすすめ人気車種12選
以下では、ディーゼル車のおすすめ人気機種を紹介します。
ディーゼル車おすすめ1. トヨタ ランドクルーザー250

プラドの系譜を受け継ぎ、生活実用性を謳うオフロードモデルです。
2.8L直列4気筒ディーゼルエンジンは、最高出力204PS、最大トルク500Nmというスペック。際立つのは分厚いトルクで、低速域から力強い加速を引き出します。
WLTCモード燃費は、2.7Lガソリンの7.5km/Lに対し、11.0km/Lを達成し、軽油を指定するランニングコストの利点もあります。
3列7人乗りのほか、2列5人乗りも設定し、多人数乗車のほか、積載性重視のニーズにも応えています。
| メーカー | トヨタ |
|---|---|
| 車種 | ランドクルーザー250 |
| モデル・グレード | GX |
| 年式 | 2024年4月 |
| 全長×全幅×全高 | 4925×1940×1925mm |
| ホイールベース | 2850mm |
| 車両重量 | 2320kg |
| サスペンション形式 | 前:ダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリング 後:トレーリングリンク車軸式 |
| エンジン型式 | 1GD-FTV |
| 総排気量 | 2754cc |
| 内径×行程 | 92.0mm×103.6mm |
| 圧縮比 | ー |
| 最高出力 | 204ps(150kW)/3000〜3400rpm |
| 最大トルク | 51kg・m(500N・m)/1600〜2800rpm |
| 燃料供給装置 | コモンレール式燃料噴射装置 |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 80L |
| WLTCモード燃費 | 11km/L |
| 新車価格 | 5,200,000円 |
| 中古車価格帯 | 775~1280万円 |
| カタログページ | トヨタ ランドクルーザー250 |
ディーゼル車おすすめ2. マツダ CX-5

日本向けの主力SUVで、全幅はややワイドですが、狭い駐車場や道路環境でもそれほど持て余さないサイズに収まっています。後席足元空間や容量505Lを誇る荷室も広く、アウトドア派からも支持されています。
2.2Lディーゼルは、200PS/450Nmというアウトプットで、中低速域の分厚いトルクにより力強い加速を容易に引き出せます。2WDだけでなく4WDも設定し、降雪地域のニーズにも応えています。
WLTCモード燃費は17.4km/L(4WDは16.6km/L)となっています。
| メーカー | マツダ |
|---|---|
| 車種 | CX-5 |
| モデル・グレード | XD iセレクション |
| 年式 | 2024年12月 |
| 全長×全幅×全高 | 4575×1845×1690mm |
| ホイールベース | 2700mm |
| 車両重量 | 1630kg |
| サスペンション形式 | 前:マクファーソンストラット式 後:マルチリンク式 |
| エンジン型式 | SH-VPTS |
| 総排気量 | 2188cc |
| 内径×行程 | 86.0mm×94.2mm |
| 圧縮比 | 14.4 |
| 最高出力 | 200ps(147kW)/4000rpm |
| 最大トルク | 45.9kg・m(450N・m)/2000rpm |
| 燃料供給装置 | 電子式(コモンレール) |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 56L |
| WLTCモード燃費 | 17.4km/L |
| 新車価格 | 3,130,000円 |
| 中古車価格帯 | 264~410万円 |
| カタログページ | マツダ CX-5 |
ディーゼル車おすすめ3. マツダ CX-30

1795mmの全幅は幅1.8m以下の駐車場に対応し、1540mmの全高により1.55m以下の機械式立体駐車場にも収まります。5.3mの最小回転半径による取り回しの良さも美点です。
1.8Lディーゼルは最高出力130PS、最大トルク270Nmというスペックで、1.5t前後の軽量級ボディを軽快に走らせます。
荷室容量は約430Lで、ワイドな開口部を備え、機内持ち込みサイズのスーツケースが4つ収まるなど、積載性の高さも魅力です。2WDのほか4WDも選択できます。
| メーカー | マツダ |
|---|---|
| 車種 | CX-30 |
| モデル・グレード | XD Sパッケージ |
| 年式 | 2024年12月 |
| 全長×全幅×全高 | 4395×1795×1540mm |
| ホイールベース | 2655mm |
| 車両重量 | 1460kg |
| サスペンション形式 | 前:マクファーソンストラット式 後:トーションビーム式 |
| エンジン型式 | S8-DPTS |
| 総排気量 | 1756cc |
| 内径×行程 | 79.0mm×89.6mm |
| 圧縮比 | 14.8 |
| 最高出力 | 130ps(95kW)/4000rpm |
| 最大トルク | 27.5kg・m(270N・m)/1600〜2600rpm |
| 燃料供給装置 | 電子式(コモンレール) |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 51L |
| WLTCモード燃費 | 19.5km/L |
| 新車価格 | 3,030,000円 |
| 中古車価格帯 | 225~380万円 |
| カタログページ | マツダ CX-30 |
ディーゼル車おすすめ4. 三菱 デリカD:5

悪路走破性の高さを魅力とする唯一無二のミニバンです。2007年登場と古参ですが、2019年にビッグマイナーチェンジを受けています。
145PS/380Nmの2.3Lディーゼルと4WDのみの組み合わせで、185mmというミニバンとしては高い最低地上高を備えています。
2列目がキャプテンシートになる3列7人乗り、2列目がベンチになる3列8人乗りを設定。スクエアなボディを活かした広々とした3列目は、大人もゆったり座れる足元スペース、頭上空間が広がります。
| メーカー | 三菱 |
|---|---|
| 車種 | デリカD:5 |
| モデル・グレード | M |
| 年式 | 2023年11月 |
| 全長×全幅×全高 | 4800×1795×1875mm |
| ホイールベース | 2850mm |
| 車両重量 | 1930kg |
| サスペンション形式 | 前:マクファーソンストラット式 後:マルチリンク式 |
| エンジン型式 | 4N14 |
| 総排気量 | 2267cc |
| 内径×行程 | 86.0mm×97.6mm |
| 圧縮比 | 14.4 |
| 最高出力 | 145ps(107kW)/3500rpm |
| 最大トルク | 38.7kg・m(380N・m)/2000rpm |
| 燃料供給装置 | コモンレール式燃料噴射装置 |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 64L |
| WLTCモード燃費 | 12.6km/L |
| 新車価格 | 4,160,000円 |
| 中古車価格帯 | 339~598万円 |
| カタログページ | 三菱 デリカD:5 |
ディーゼル車おすすめ5. MINI MINI カントリーマンD クラシック・トリム

全面改良を機にMINIクロスオーバーから世界で使われている車名に統一されたコンパクトクロスオーバーSUV。
2.0L直列4 気筒ディーゼルを積む「MINI Countryman D」は、150PS/300Nmという数値で、デュアルクラッチトランスミッションと組み合わされています。
全コンテンツが円型の有機ELセンターディスプレイに表示され、音と光による先進的な演出が見どころ。後席は大人2人が無理なく座れる広さで、4人家族にも対応するMINIとなっています。
| メーカー | MINI MINI |
|---|---|
| 車種 | カントリーマンD クラシック・トリム |
| モデル・グレード | カントリーマンD クラシック・トリム |
| 年式 | 2025年2月 |
| 全長×全幅×全高 | 4445×1845×1660mm |
| ホイールベース | 2690mm |
| 車両重量 | 1620kg |
| サスペンション形式 | ー |
| エンジン型式 | B47C20B |
| 総排気量 | 1995cc |
| 内径×行程 | ー |
| 圧縮比 | ー |
| 最高出力 | 150ps(110kW)/4000rpm |
| 最大トルク | 36.7kg・m(360N・m)/1500~2500rpm |
| 燃料供給装置 | 電子燃料噴射装置 |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 54L |
| WLTCモード燃費 | 17.4km/L |
| 新車価格 | 5,190,000円 |
| 中古車価格帯 | 13〜1200万円 |
| カタログページ | ー |
ディーゼル車おすすめ6. メルセデス・ベンツ GLB

4.6mの全長に3列シートを配置した希少なコンパクト以上ミドルサイズ未満のSUVです。
3列目は安全性の理由から身長168cm以下が推奨されていますが、イザという時に座れるのが特徴。3列目も2列目もフラットに前倒しが可能です。
150PS/320Nmの直列4気筒2.0Lディーゼルは車内での静粛性に優れ、力強い走りを披露します。
2023年11月の改良で内外装を刷新し、最新世代の対話型インフォテイメントシステム「MBUX」や先進安全装備を搭載しています。
| メーカー | メルセデス・ベンツ |
|---|---|
| 車種 | GLB |
| モデル・グレード | GLB200d 4マチック |
| 年式 | 2024年12月 |
| 全長×全幅×全高 | 4640×1835×1700mm |
| ホイールベース | 2830mm |
| 車両重量 | 1800kg |
| サスペンション形式 | 前:コンフォートサスペンション 後:コンフォートサスペンション |
| エンジン型式 | 654 |
| 総排気量 | 1949cc |
| 内径×行程 | 82.0mm×92.3mm |
| 圧縮比 | ー |
| 最高出力 | 150ps(110kW)/3400〜4400rpm |
| 最大トルク | 32.6kg・m(320N・m)/1400〜3200rpm |
| 燃料供給装置 | 電子制御燃料直接噴射(コモンレール) |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 60L |
| WLTCモード燃費 | 15.8km/L |
| 新車価格 | 6,970,000円 |
| 中古車価格帯 | 439~818万円 |
| カタログページ | メルセデス・ベンツ GLB |
ディーゼル車おすすめ7. メルセデス・ベンツ GLC

同ブランドの主力SUVです。最高出力197PS、最大トルク440Nmという2.0Lディーゼルは、マイルドハイブリッド化によりスムーズな走りを実現。
12.3インチメーターと11.9インチ縦型ディスプレイを備えた先進的なインパネや余裕のある後席足元空間が魅力。
ボンネットが透けて見える「トランスペアレントボンネット」、車両の傾きや路面の勾配、標高や経度緯度などを表示する「オフロードスクリーン」など、悪路走行をサポート機能を用意しています。
| メーカー | メルセデス・ベンツ |
|---|---|
| 車種 | GLC |
| モデル・グレード | GLC220d 4マチック コア(ISG) |
| 年式 | 2025年3月 |
| 全長×全幅×全高 | 4720×1890×1640mm |
| ホイールベース | 2890mm |
| 車両重量 | 1930kg |
| サスペンション形式 | 前:4リンク式 後:マルチリンク式 |
| エンジン型式 | 654M |
| 総排気量 | 1992cc |
| 内径×行程 | 82.0mm×94.3mm |
| 圧縮比 | ー |
| 最高出力 | 197ps(145kW)/3600rpm |
| 最大トルク | 44.9kg・m(440N・m)/1800〜2800rpm |
| 燃料供給装置 | 電子制御燃料直接噴射(コモンレール) |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 62L |
| WLTCモード燃費 | 18.1km/L |
| 新車価格 | 8,190,000円 |
| 中古車価格帯 | ー |
| カタログページ | メルセデス・ベンツ GLC |
ディーゼル車おすすめ8. BMW X3

2024年11月に4代目に移行した主力SUVです。全幅は1.9mの大台を超え、存在感のあるキドニーグリルなど、最新のデザイン言語を反映。
2.0Lディーゼルを積む「20d xDrive M Sport」は、48Vマイルドハイブリッドと8速ATが組み合わされ、システムトータルの最高出力は197PS、同最大トルクは400Nmに達します。
メーターとセンターディスプレイを一体化させたインパネやAIを使った音声操作機能なども特徴。570L〜1700Lという広大な荷室容量を誇ります。
| メーカー | BMW |
|---|---|
| 車種 | X3 |
| モデル・グレード | 20d xDrive Mスポーツ |
| 年式 | 2024年11月 |
| 全長×全幅×全高 | 4755×1920×1660mm |
| ホイールベース | 2865mm |
| 車両重量 | 1930kg |
| サスペンション形式 | 前:ダブルジョイント・スプリングストラット式コイルスプリング 後:マルチリンク式コイルスプリング |
| エンジン型式 | B47D20B |
| 総排気量 | 1995cc |
| 内径×行程 | ー |
| 圧縮比 | ー |
| 最高出力 | 197ps(145kW)/4000rpm |
| 最大トルク | 40.8kg・m(400N・m)/1500〜2750rpm |
| 燃料供給装置 | デジタル・ディーゼル・エレクトロニクス(DDE/電子燃料噴射装置) |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 60L |
| WLTCモード燃費 | 16.3km/L |
| 新車価格 | 8,580,000円 |
| 中古車価格帯 | 565~1019万円 |
| カタログページ | BMW X3 |
ディーゼル車おすすめ9. フォルクスワーゲン ティグアン

VWの日本向け品ぞろえでは、最上級SUVに位置づけられているミドルサイズSUVです。2024年11月29日に新型が発売されました。
最新のサスペンションシステムなどにより走りを磨き、先代でも人気だったディーゼルも設定。
193PS/400Nmを発揮する2.0Lの「TDI」ディーゼルターボは、2つのSCRシステムを搭載することで窒素酸化物の排出量を削減。
ディーゼルは4WDの「4MOTION」と組み合わせることで、雪道などでも頼りになる全天候型SUVでもあります。
| メーカー | フォルクスワーゲン |
|---|---|
| 車種 | ティグアン |
| モデル・グレード | TDI 4モーション アクティブ |
| 年式 | 2024年12月 |
| 全長×全幅×全高 | 4545×1840×1655mm |
| ホイールベース | 2680mm |
| 車両重量 | 1750kg |
| サスペンション形式 | 前:マクファーソンストラット(スタビライザー付) 後:4リンク(スタビライザー付) |
| エンジン型式 | DXN |
| 総排気量 | 1968cc |
| 内径×行程 | 81.0mm×95.5mm |
| 圧縮比 | 15.5 |
| 最高出力 | 193ps(142kW)/3500〜4200rpm |
| 最大トルク | 40.8kg・m(400N・m)/1750〜3250rpm |
| 燃料供給装置 | 電子制御式 |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 61L |
| WLTCモード燃費 | 15.1km/L |
| 新車価格 | 5,620,000円 |
| 中古車価格帯 | 428~620万円 |
| カタログページ | フォルクスワーゲン ティグアン |
ディーゼル車おすすめ10. ルノー カングー

フランス製MPV人気の火付け役で、現行型は3代目を数えます。
リヤスライドドアに加えて、日本仕様はお馴染みの観音開きとなるダブルバックドアを採用。広々したキャビンをはじめ、多くの荷物を積み込む通常時775L〜最大時2800Lという広大な荷室容量も美点です。
1.5Lディーゼルは116PS/270Nmというスペックで、実用域でのトルク感あふれる走りが特徴。
現行型は、待望のアダプティブクルーズコントロールや車線中央維持機能が標準化されています。
| メーカー | ルノー |
|---|---|
| 車種 | カングー |
| モデル・グレード | インテンス |
| 年式 | 2023年3月 |
| 全長×全幅×全高 | 4490×1860×1810mm |
| ホイールベース | 2715mm |
| 車両重量 | 1650kg |
| サスペンション形式 | 前:マクファーソン/コイル 後:トーションビーム/コイル |
| エンジン型式 | K9K |
| 総排気量 | 1460cc |
| 内径×行程 | 76.0mm×80.5mm |
| 圧縮比 | ー |
| 最高出力 | 116ps(85kW)/3750rpm |
| 最大トルク | 27.5kg・m(270N・m)/1750rpm |
| 燃料供給装置 | 電子式燃料噴射装置(コモンレール) |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 54L |
| WLTCモード燃費 | 17.3km/L |
| 新車価格 | 4,190,000円 |
| 中古車価格帯 | 299~405万円 |
| カタログページ | ルノー カングー |
ディーゼル車おすすめ11. シトロエン ベルランゴ

プジョー リフター、フィアット ドブロのステランティス3兄弟MPVの1台です。
2列5人乗り、3列7人乗りを設定。後者は最大時2693Lの荷室容量を誇り、助手席も背もたれを前倒しすることで3060mmもの荷室長を確保。2024年10月に改良を受け、8インチから10インチにサイズアップを果たしたセンターディスプレイやデジタルメーターを採用する内装も見どころです。
1.5Lディーゼルターボは、130PS/300Nmと必要十分な動力性能を実現しています。
| メーカー | シトロエン |
|---|---|
| 車種 | ベルランゴ |
| モデル・グレード | マックス ブルーHDi |
| 年式 | 2024年10月 |
| 全長×全幅×全高 | 4405×1850×1830mm |
| ホイールベース | 2785mm |
| 車両重量 | 1600kg |
| サスペンション形式 | 前:マクファーソン・ストラット式 後:トーションビーム式 |
| エンジン型式 | DV5 |
| 総排気量 | 130ps(96kW)/3750rpm |
| 内径×行程 | 75.0mm×84.8mm |
| 圧縮比 | 16.4 |
| 最高出力 | 130ps(96kW)/3750rpm |
| 最大トルク | 30.6kg・m(300N・m)/1750rpm |
| 燃料供給装置 | 電子制御式燃料噴射 |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 50L |
| WLTCモード燃費 | 18.1km/L |
| 新車価格 | 4,390,000円 |
| 中古車価格帯 | 299~433万円 |
| カタログページ | シトロエン ベルランゴ |
ディーゼル車おすすめ12. プジョー 2008

全長4305mmのBセグメント級のコンパクトSUVで、5.4mの最小回転半径により狭い道などでも取り回ししやすいのが魅力です。スタイリッシュな外観、「3D i-Cockpit」と呼ぶ個性的で適度にタイトなコクピットも特徴です。
1.5Lの直列4気筒ディーゼルは、130PS/300Nmというアウトプット。1320kgという軽量級ボディを軽快に加速させます。
深さのあるラゲッジアンダースペースを備える荷室は、同クラスでも最大級の434Lの荷室容量を確保しています。
| メーカー | プジョー |
|---|---|
| 車種 | 2008 |
| モデル・グレード | GT ブルーHDi |
| 年式 | 2024年11月 |
| 全長×全幅×全高 | 4305×1770×1580mm |
| ホイールベース | 2610mm |
| 車両重量 | 1320kg |
| サスペンション形式 | 前:マクファーソン・ストラット式 後:トーションビーム式 |
| エンジン型式 | 99999 |
| 総排気量 | 1498cc |
| 内径×行程 | 75.0mm×84.8mm |
| 圧縮比 | 16.4 |
| 最高出力 | 130ps(96kW)/3750rpm |
| 最大トルク | 30.6kg・m(300N・m)/1750rpm |
| 燃料供給装置 | 電子制御式燃料噴射 |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 41L |
| WLTCモード燃費 | 20.8km/L |
| 新車価格 | 4,570,000円 |
| 中古車価格帯 | 355~428万円 |
| カタログページ | プジョー 2008 |
ディーゼル車おすすめ人気車種の価格比較表
| 車種 | モデル・グレード | 新車価格 |
|---|---|---|
| トヨタ ランドクルーザー250 | GX | 5,200,000円 |
| マツダ CX-5 | XD iセレクション | 3,130,000円 |
| マツダ CX-30 | XD Sパッケージ | 3,030,000円 |
| 三菱 デリカD:5 | M | 4,160,000円 |
| MINI MINI カントリーマンD クラシック・トリム | カントリーマンD クラシック・トリム | 5,190,000円 |
| メルセデス・ベンツ GLB | GLB200d 4マチック | 6,970,000円 |
| メルセデス・ベンツ GLC | GLC220d 4マチック コア(ISG) | 8,190,000円 |
| BMW X3 | 20d xDrive Mスポーツ | 8,580,000円 |
| フォルクスワーゲン ティグアン | TDI 4モーション アクティブ | 5,620,000円 |
| ルノー カングー | インテンス | 4,190,000円 |
| シトロエン ベルランゴ | マックス ブルーHDi | 4,390,000円 |
| プジョー 2008 | GT ブルーHDi | 4,570,000円 |
【Q&A】ディーゼル車について多い質問
以下では、ディーゼル車について多い質問・疑問に回答します。
- 間違ってガソリンを入れてしまったらどうなる?
- 同車種でガソリンとディーゼル車、どちらがお得?
- ディーゼル車のメンテナンス頻度は?
Q. 間違ってガソリンを入れてしまったらどうなる?
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンは、構造がまったく異なるため、ディーゼル車にガソリンを入れてしまった場合や、その逆もエンジン破損につながるリスクが非常に高くなります。
もし、誤って燃料を補給してしまった場合は、たとえ少量でもエンジンの始動は厳禁。燃料ノズルなどの交換が必要となる場合もあるため、速やかにディーラーや購入店などに相談し、必要に応じてレッカーサービスで引き上げてもらうようにしましょう。
Q. 同車種でガソリンとディーゼル車、どちらがお得?
一般的に同モデルでガソリンエンジンとディーゼルエンジンがラインナップされている場合、ディーゼルエンジンを搭載したグレードの方が車体本体の価格が高くなる傾向にあります。
とはいえ、燃料そのものの価格が安いといった点や税金面などでは、ガソリンエンジンと比べてメリットが大きくなります。長期間に乗れば乗るほど、そして長い距離を乗れば乗るほど恩恵を受けることができ、価格差を縮めることができます。
Q. ディーゼル車のメンテナンス頻度は?
ディーゼル車専用のエンジンオイル交換時期は、車種や乗り方によって異なりますが、5000Km~1万Km程度といった具合にガソリンエンジンとほぼ変わりません。しかし、ガソリン車向けのエンジンオイルと比べ、同グレードでもディーゼル車専用のオイルの方がやや割高となります。
またディーゼル車は、排気ガスの浄化を行うためマフラー内にDPFと呼ばれるフィルターが設置されており、走行を繰り返すとPM(スス)が蓄積されていくという性質があります。このPMを除去するため、排気を高温にしてPMを自動的に燃焼させるDPF再生という作業が必要になります。
現在、クリーンディーゼルを搭載した自家用車の多くは、走行中に自動でDPF再生が行われるのが一般的ですが、警告ランプが表示されたら手動で行う必要があります。DPF再生は、概ね100~200Km程度の走行毎に行われるのが一般的ですが、長年乗り続けると燃焼しきれないPMの蓄積によって洗浄が必要になるケースもあります。この場合、自分で作業するのは難しいため、ディーラーや専門業者に依頼する必要がありますが、高額な費用が掛かるため、メンテナンスコストはガソリン車よりも高額になることを念頭に置いておきましょう。
ディーゼル車は口コミ・評判も比較して購入しよう
環境にやさしく、家計にも優しい。そしてパワフル。そんな魅力の詰まったディーゼル車は、この記事で紹介したモデルはもちろん、その他にも様々な魅力溢れるモデルがリリースされています。
自分にとってピッタリの1台を見つけるためには、綿密な情報収集が必要不可欠です。モーターターファンで公開されているモデル情報をはじめ、ネットの口コミ、評判なども参考にしてみましょう。気に入った車種が見つかったら、試乗を重ねてみるのもおすすめです。
