トヨタ&スバルのGR86/BRZ、BMW2シリーズクーペは、フロントにエンジンを搭載し、後輪を駆動するFRスポーツカーだ。
まずはボディサイズから比較してみよう。
ボディサイズは
トヨタGR86
全長×全幅×全高:4265mm×1775mm×1310mm
ホイールベース:2575mm
BMW2シリーズクーペ
全長×全幅×全高:4432mm×1774mm×1418mm
ホイールベース:2690mm
全長は2シリーズのほうが長いが全高はGR86の方が高い。 ただ両者とも全幅は1800mmに収まっており、日本で乗るにはちょうどいいサイズ感だ。
次にパワートレーンも見てみよう。
GR86は2.4ℓ水平対向4気筒(235ps/250Nm)を搭載。「軽量コンパクトかつ低重心なエンジン」という特長はそのままに、先代の2ℓから2.4ℓへの排気量アップにより動力性能を向上。0-100km/h加速性能を従来型の7.4秒から6.3秒に高めている。あわせてレスポンスを向上させ、高回転域までストレスなく伸びるフィーリングを実現した。
昨年7月に欧州で発表された2シリーズクーペは、2.0ℓ直4ターボ(184ps/270Nm)、3.0 直6ターボ(374ps/500Nm)、2.0ℓ直4ディーゼルターボ(190ps/400Nm)を設定。おそらくしばらくすれば、さらに最強エンジンを積んだM2もラインアップされるだろう。
GR86にスペックが一番近い2.0ℓ直4ターボエンジンは、0-100km/hを7.5秒で駆け抜ける。また4気筒ガソリンエンジンとは思えないほどトルキーな走りが魅力だという。
購入時に両車で悩む方は少ないだろうが、日本で走るならちょうどいいサイズ、エンジンのFRスポーツクーペが選べるだけでも嬉しい限りである。また2シリーズクーペは、日本導入が楽しみな一台だ。