連載

MAZDA3長期レポート

一番使っている新プランでは「目的地送信」は有料に

スマートフォンで「MyMazda」のアプリを利用していることは以前のレポートでも触れた。もっとも重宝しているのは、ナビゲーションの「目的地送信」だ。MyMazdaを起動してトップ画面にある地図アイコンをタップすると、検索ウインドウが出てくる。そこにキーワードなり住所なりを入力することで目的地を検索することが可能。「目的地送信」をタップすると、クルマのナビゲーションに目的地情報が送信される。

出かけるのがわかっている際、前日にこれをやっておくとクルマに乗り込んでから目的地を設定する手間が省けて便利だ。また、クルマに乗っているときも、コマンダースイッチを使って検索するより格段に楽で、ストレスがない。納車以来、目的地の設定はもっぱらMyMazdaを使っている。


マツダコネクトの地図情報を更新 やり方は?MAZDA3長期レポート

前回のレポートでは新車6ヵ月点検の報告をサラッと済ませ、スタッドレスタイヤに履き替えた話をした。すでに夏を迎えようという季節なので、取り付けをお願いした関東マツダ高田馬場店で夏タイヤに戻しているし(4月8日。もっと雪道走りたかった)、12ヵ月点検も受けている(5月13日)。1年乗ったうえでのレポートは別の機会に譲るとして、今回は地図の更新についてレポートしたい。 TEXT & PHOTO:世良耕太(SERA Kota)

https://motor-fan.jp/mf/article/58880/

そのMyMazdaにお知らせが届いた。「コネクティッドサービス新プランのご案内」と書いてある。次のように記してあった。

MyMazdaにお知らせが届いた

MyMazdaアプリのご利用ありがとうございます。
コネクティッドサービスをご利用中のお客様へのご案内です。
本年4月15日に新プランを開始します。
何より大切な安心・安全機能と基本機能を長期10年無料に設定します。
快適・楽しむ機能は3年間の無料期間後に「コンフォートプラン」として、まとめてお選び頂けます。
新サービスの移行に伴い、4月14日22時~最大10時間程度、マツダエマージェンシーコールを除く、すべてのコネクティッドサービスがご利用頂けません。
その後、アプリを最新版にアップデート頂くことで、新プランに移行できます。新プランのご利用を引き続きよろしくお願いします。

はてさてどんな新機能が追加されるのかと心待ちにしたが、アプリを最新版にアップデートしたうえで立ち上げてみても、違いがわからない。機能が追加されると考えたのは早合点で、プランが新しくなったのだ。「新プラン」と書いてあると、そこに新機能も含んでいるのかと期待してしまうが、従来のプランが新しいプランに置き換わったにすぎない。

では、従来のプランはどんな内容だったかというと、「購入車両の初年度登録日より3年間無償で利用できる」というものだった。新プランは、「安心・安全及び基本機能は10年間、快適・楽しむ機能は3年間、初度登録年月日から無料でサービスを受けられる」という内容だ。4年目から有料になるはずだった「安心・安全及び基本機能が10年間無償になったのが大きい。

マツダ|コネクティッドサービス|オーナー/カーライフ

人とクルマのつながりを広げる新しいサービスが始まります。

https://www.mazda.co.jp/carlife/connected/

「安心・安全」機能は、マツダエマージェンシーコール、マツダアドバイスコール、コンディションモニター、バッテリーケア(EV専用機能)、バーグラアラーム通知(ドアやトランクのこじ開けなど、車両の不審な動きを感知してバーグラアラームが作動すると、作動要因とともにMyMazdaアプリにお知らせを通知)を指す。基本機能はソフトウェアアップデートとリコール通知(2021年10月以降生産のMAZDA3とCX-30が対象。なので、筆者のMAZDZ3は対象外)だ。

「快適・楽しむ」は目的地送信、カーファインダー、リモートモニター、リモートコントロール、うっかり通知、EVサポート(EV専用機能)を指す。4年目以降、これらはコンフォートプランとなり、月額220円(税込)または年額2400円(税込)の有料となる。筆者がもっとも重宝していると感じている目的地送信はそうかぁ、有料になるのかぁ……。

新しいクルマには新しい機能が盛り込まれるのは世の常で、今秋に発売が予定されている(デリバリー開始は年末?)CX-60には、「安心」にカテゴライズされる見守りプラン(有料)としてマツダマイカーケア(ALSOK)とドライバーケア、「快適」カテゴリーにリモートエンジンスタート(有料/PHEVには非設定)が限定プランとして用意されている。

というわけで、2021年5月登録の筆者のMAZDA3の場合、当面、機能やサービスに影響がないことがわかった。

ウィンカーの音が小さい!?

ところで最近、車両装備の設定を一部変更した。後席の乗員から「ウインカー音が聞こえない」との声をよく聞くからだ。「ウインカーを出さずに車線変更して、この人ずいぶん乱暴な運転するなぁ」と思うらしい。いやいや、ちゃんと出してます。

確かに、MAZDA3のウインカー、上品な音(お気に入りポイントのひとつである)なのはいいのだが、ちょっと聞こえづらいと感じることはある。車速に応じてボリュームを上げているようではあるが、足りないのだろう。とくに日中暖かくなってくると、エンジン始動直後にエアコンの風量が強くなり、風音でウインカーのカチカチ音がなおさら聞きづらくなる。

そこで、センターディスプレイに設定画面を呼び出し、車両装備>方向指示器>ウインカー音量を呼び出して、大・中・小3段階あるうちの「大」に切り換えた。常に運転席に陣取る筆者としては、ずいぶん音が大きくなった印象を受けているのだが、大に切り換えて以降、後席に乗員を招き入れる機会がない。しばらく様子を見てみることにしよう。

相変わらず美しいデザインで見るたびに惚れ惚れする。
僕がマツダMAZDA3を選んだ理由 SKYACTIV-X/AWD/6MT/ポリメタルグレーメタリック 長期レポート

MAZDA3がデビューしたのは2019年5月、期待の革新的燃料方式を採るSKYACTIV-X搭載モデルが登場したのが19年末。テクノロジーとモータースポーツを得意とするモータージャーナリスト、世良耕太さんがVWゴルフ7の後継のマイカーに選んだのは、MAZDA3 FB e-SKYACTIV-X搭載のAWD、6MTモデルだった。購入検討から実際に購入して1年超が経った。MAZDA3長期レポートでは、オーナーだからこそわかる長所は気になるところをレポートしてきた。MAZDA3に興味のある方、必読です。

https://motor-fan.jp/mf/article/59062/

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