マツダ「CX-60」予約受注開始。299万円〜626万円で16グレード展開。発売は9月よりスタート!

マツダ「CX-60」予約受注開始!299万円〜626万円で16グレードを展開。発売は9月よりスタート。

マツダは、新型クロスオーバーSUV「CX-60」の予約受注を6月24日より開始し、2022年9月に販売開始することを発表した。価格は299万2000円〜626万4500円。4種類のパワートレーンがラインナップされ、16のグレードを展開する。

縦置き3.3ℓ直6ディーゼルを含む、4つのパワートレーンで16グレードを展開

マツダは新世代ラージ商品群の第一弾であるCX-60の予約受注を6月24日より開始。2022年9月に、3.3ℓ直6ディーゼル+48Vマイルドハイブリッド「e-SKYACTIV D」搭載モデルを発売すると発表した。その他のモデルは12月発売を予定している。

「XD-HYBRID Premium Modern」 3.3ℓ直列6気筒ディーゼル+48Vマイルドハイブリッドの「e-SKYACTIV D」を搭載。
「25S L Package」 グレードにより、グリルとバンパー、ホイール形状が異る。
3.3ℓ直6ディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッドの「e-SKYACTIV D」

パワートレーンは、3.3ℓ直列6気筒ディーゼルと、2.5ℓ直列4気筒ガソリンを、それそぞれ縦置きにレイアウト。上位モデルにはプラグインハイブリッドと48Vマイルドハイブリッドを搭載し、合計4種類のパワートレインをラインアップする。トランスミッションは新開発のトルコンレス8速ATを採用。トルコンではなくクラッチを用いることでマニュアルトランスミッションのような駆動伝達と切れの良いリズミ カルな変速を実現している。駆動方式は後輪駆動と、後輪駆動ベースの電子制御多板クラッチ式AWDの2種類となる。

◆パワーユニット名称
「e-SKYACTIV PHEV」 2.5ℓ直列4気筒+プラグインハイブリッド
「e-SKYACTIV D」   3.3ℓ直列6気筒ディーゼルターボ+48Vマイルドハイブリッド
「SKYACTIV-D 3.3」  3.3ℓ直列6気筒ディーゼルターボ
「SKYACTIV-G 2.5」  2.5ℓ直列4気筒

グレード展開は全部で16種類となる。価格は299万2000円〜626万4500円と幅広く、ユーザーのライフスタイルに合わせて細かな選択が可能だ。また、マツダのSUVで500万円を超える車種のラインナップは初の試みとなる。

縦置き直列エンジンとFR骨格を強調したデザイン。豊富な内装バリエーション。

エクステリアデザインは、堂々とした風格のあるフロントフェイスと、ロングノーズ・ショートデッキの力強く動きのある骨格を魂動デザインで表現。 ボディサイドには骨格の動きに連動する大胆な光の魅せ方によりエレガントな面質をみせる。ボディカラーは「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」を新色として採用してる。

「XD-HYBRID Premium Modern」ホイールは20インチ
「XD-HYBRID Premium Modern」ボディカラーは新色のロジウムホワイトプレミアムメタリック

インテリアは、幅広なインストルメントパネルやサイドルーバーからドアトリムへ連続する造形がワイドで上質な空間を構築。運転席と助手席の間の大型のセンターコンソールは、内蔵する縦置エンジンとFRならではのトランスミッションの存在を感じさせ、構造的な強さを表現している。

「XD-HYBRID Premium Sports」 タン×ブラックの2トーン内装は高級感が漂う。
「XD-HYBRID Premium Sports」タン×ブラックの2トーンではインパネなどにスエード調の表皮を使用している。
「XD-HYBRID Premium Modern」大型のセンターコンソールの横幅は縦置きエンジンとミッションを内蔵するイメージ。

進化した先進安全装備は、ドライバーの異常を感知し自動で停車。

カメラでドライバーの目の位置を感知し、入力した身長のデータからドライバーの体格を推定。最適なドライビングポジションに自動でシートが動く、自動ドライビングポジションガイドや、運転中にドライバーの体調急変など異常を検知すると音と表示による警告し、それでもドライバーが運転に復帰できない場合には、ハザード点滅とホーン吹鳴で車外に異常発生を報知しながら、 高速道路では可能な限り路肩に寄せながら減速停止 一般道では同一車線内で減速停止することにより、事故の回避 ・ 被害低減を図る機能など進化した安全機能を装備している。

自動ドライビングポジションガイドは上級グレードの電動シート装備車にオプション。
メーターはフル液晶を採用。

主要諸元

「XD-HYBRID Premium Sports」 グレードにより、グリルとバンパー、ホイール形状が異るデザインとなる。
CX-60 「XD-HYBRID Premium Sports」
全長×全幅×全高: 4740mm × 1890mm × 1685mm
ホイールベース:  2870mm
トレッド: 1640mm/1645mm(前後)
乗車定員: 5
車両重量: 1940kg
排気量: 3283cc
エンジン種類: 直列6気筒DOHCディーゼルターボ+モーター
エンジン最高出力: 187ps(254kW) /3750rpm
エンジン最大トルク: 550Nm/1500-2400rpm
モーター最高出力: 12ps(16.3kW) /900rpm
モーター最大トルク: 153Nm/200rpm
トランスミッション形式: AT
駆動方式: AWD
燃料タンク容量: 58ℓ
WLTC燃料消費率: 21.0km/L
車両本体価格: 554万9500円
CX-60 「25S S Package」
全長×全幅×全高: 4740mm × 1890mm × 1685mm
ホイールベース:  2870mm
トレッド: 1640mm/1645mm(前後)
乗車定員: 5
車両重量: 1680kg
排気量: 2488cc
エンジン種類: 直列4気筒DOHC
エンジン最高出力: 138ps(188kW) /3750rpm
エンジン最大トルク: 250Nm/3000rpm
トランスミッション形式: AT
駆動方式: FR
燃料タンク容量: 58ℓ
WLTC燃料消費率: 14.2km/L
車両本体価格: 299万2000円

マツダCX-60 ラージアーキテクチャーの直6ディーゼルと2.5ℓ+PHEVをパワートレーン視点で試乗

ラージアーキテクチャーの第一弾がCX-60だ。プラットフォームもエンジンもトランスミッションも電動化デバイスも、なにもかも新たに開発したCX-60。そのプロトタイプをマツダ美祢自動車試験場で試乗した。マツダの意図を読み取りながら、まずはパワートレーンをじっくり味わってみよう。 TEXT:世良耕太(SERA Kota)

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