半導体不足やサプライチェーンの混乱で供給不足に陥っている自動車産業。販売台数のマイナスは、北米でも例外ではない。
そのなかで、比較的堅調なのがラージクラスのスポーツカーカテゴリーだ。2022年上半期北米販売台数を見てみよう。
トップは、やはりシボレー・コルベット。強い!
コルベットはやはり王者で、納車台数が20%急増したことでこのクラスのシェア58%と、なんと過半数を占めている。シボレー・カマロ(2022年H1=11255台)よりコルベットの方が売れているのだ。これはすごい。
2位はポルシェ911。911はQ2(第二四半期=4-6月)の販売台数が増加したことで2位を獲得している。
3位はBMW8シリーズだ。メルセデス・ベンツAMG GTは、コンバーチブルモデルが次世代メルセデス・ベンツSLとして再登場するため、18%減となった。
日本勢は
レクサスLC:833台(47%減)
日産GT-R:54台(-45%)
となっているが、最終モデルとなるType SをリリースしたアキュラNSX(ホンダNSX)は前年同期比の2倍となる123台を売りあげている。
2022年上半期北米ラージクラススポーツカー販売台数
モデル名 | 台数 | 昨年同期比 | |
1位 | シボレー・コルベット | 17441台 | (+20%) |
2位 | ポルシェ911 | 5175台 | (+1%) |
3位 | BMW 8er | 3586台 | (-5%) |
4位 | メルセデスAMG GT | 1906台 | (-18%) |
5位 | レクサスLC | 833台 | (-47%) |
6位 | ジャガーF Type | 684台 | (-44%) |
7位 | アウディR8 | 158台 | (-56%) |
8位 | アキュラNSX | 123台 | (+105%) |
9位 | フォードGT | 58台 | (-8%) |
10位 | 日産GT-R | 54台 | (-45%) |
ちなみに11位はBMW i8(5台)。i8の生産は2020年6月に終わっているから、在庫が5台売れた、ということだろう。5年前に生産が終わっているダッジ・バイパーも1台新車が売れている!