“雑味の無い上質さ+車室外まで広がるようなゆとりの音空間”を目指して開発
デンソーテンの『世代サウンドシステム』新が新型クラウン クロスオーバーの『トヨタプレミアムサウンドシステム』に採用された。
これは10個のスピーカーと同社独自のデジタル信号処理技術を搭載した8chデジタルClass-Dアンプで構成されるハイレゾ対応システム。「原音に対して正確な音の再生+立体空間再生」という従来のコンセプトをさらに進化させ、「雑味の無い上質さ+車室外まで広がるようなゆとりの音空間」を目指したという。
目標を達成するために行なわれたのは「車両ボディ・内装構造の最適化による不要振動の低減」で、スピーカー駆動によって発生する周辺部品の不要振動を“見える化”するため振動シミュレーション技術も新たに開発された。
また、「車室内特有の音の乱れを補正し、心地よい響きを付与することでリスニングルームのような音空間を再現」することにも注力。高性能DSPが不要なガラス反射やドア振動による音の乱れを制御・補正し、さらに反射音を到来方向まで忠実に再現することで車室外まで広がるような心地よい音空間を生み出しているという。
このほか独自形状の振動板・エッジ設計で原音に対して正確な音を再現するスピーカー、ハイレゾの良さを生かす高性能マスタークロック、ノイズ性能と剛性を高めた新設計のアンプ筐体なども採用している。