目次
〈ナビ・AV・空調〉取扱説明書も画面で確認できる
Boseサウンドシステム
〈居住性&乗降性〉高く座らせることで高効率を実現した居住スペース
クロスオーバーSUVの最大の美点は、地面に立った状態からの腰の高さの変化が少なくて乗り降りのしやすいシート高。さらに、ドア下部にフロントスピーカーがないことで足先がドアに当たりにくい。
床に対する着座位置(基準値)はマツダ3に対して45㎜高く設定されている。しかし調整幅が広く、下げると包まれ感のあるスポーティな感覚、一方で高くするとSUVらしく見晴らしを良くできる。骨盤をしっかり支え、背骨の自然なS字カーブをつくるというこだわりのシートは、見た目よりも身体にフィットして包み込む感覚が強い。
クーペスタイルのライバルたちと違ってCX-30は天井の傾斜が少なく、そのメリットは乗降時にも頭が天井に当たりにくいことでも感じられる。ただ、ドア開口部の幅は自慢できるほどには広くない。
マツダ3に比べるとホイールベースを短くしたぶんだけ前後席間距離は短いが、床に対して高く座らせる(マツダ3に比べて44㎜高い)ぶんだけ足の収まりは良く、前席調整位置も前寄りになることもあってマツダ3より狭いという感覚は感じない。姿勢保持性は良好だが、背もたれはもう少し寝ていた方がリラックスできると感じるかも。