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今期から日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員を務める谷口信輝さん。選考のためにもノミネート車の試乗は怠らない。ということで、8月下旬に試乗したのは、
日産サクラ
ルノー・アルカナ
ヒョンデIONIQ5
ホンダ・シビックe:HEV
の4台だった。
シビックのインプレッションについてはNOBチャンネルでたっぷりとお届けしているので、そちらをぜひご覧になっていただきたい。
日産サクラ「完全電気の軽、アリ」
大ヒット中の日産サクラは、軽規格のBEV(電気自動車)。初試乗した谷口さんのファーストインプレッションは、トルクがある走りの良さ。軽自動車の660cc直3ターボの約2倍のトルク(195Nm)を発生するモーターがぐいぐい走っていくサクラをドライブして、「いいですね。近所の買い物やちょっとしたドライブならまったく問題なし。航続距離も実質140-150kmなんでしょうけど、それもそういう使い方なら不便は感じない。デザインもいいし、室内も広い。軽のBEV、アリですね」というコメントだった。
ルノー・アルカナR.S.LINE E-TECH HYBRID 燃費良さそう!
ルノー独自のハイブリッド・システム、E-TECH HYBRIDを積むルノー・アルカナ。ドッグクラッチを使ったシステムに初試乗した谷口さんは、「モーターが上手に回転合わせをしてくれているから、本当にシフトショックみたいなものは感じませんね。とてもスムーズです。それに、燃費もとても良さそう。航続距離の表示がすごいです」とコメント。
アルカナのWRLCモード燃費は22.8km/ℓで燃料タンクは50ℓだから、モード燃費通り走ったら航続距離は1000km超え。
とはいえ、「あれ? R.S.だけど、そんなにパワーが感じられませんね」とやや残念そう。そこでドライブモードを[ECO]から[SPORT]に切り替えた。「おっ、こっちのほうがずっといいですね」とにんまり。「気持ち良く走れます!」
ヒョンデIONIQ5 未来感のあるルックスがいい
IONIQ5と初対面の谷口さん、「たしかに、個性的なルックスですね」と開口一番。
韓国からやってきたニューカマーのIONIQ5はRWDとAWDの2種類と駆動方式と58kWh/72.6kWhの2種類のバッテリー容量を設定するBEV。今回谷口さんが試乗したのは、Lounge(72.6kWh RWD)で価格は549万円。WLTCモードでの一充電航続距離は618kmというモデルだ。
「RWDだから、というのはあまり感じられないけれど、バッテリーを床全面に敷き詰めたパッケージ特有のフィーリングは確かにあります。IONIQ5は、このデザインと希少性で、ほかの人と違うクルマに乗りたい!という人にマッチするんじゃないですかね」とのこと。
谷口信輝さんの初試乗コーナーは、これかも続きます。ご期待下さい。