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15代目 S22系 (2018-2022年)
長い歴史を持つクラウンは2022年7月15日に新型が発表されたものの、2022年10月現在の現行最新モデルは依然として、2018年にデビューした、クラウンとして15代目となるS22系だと言っていい。プラットフォームにはレクサスLS、LCと同じくTNGAのGA-Lプラットフォームが採用され、エンジンは、2.0ℓ直4ターボ(8AT-FTS型)と2.5ℓ直4+THSⅡのハイブリッド、3.5ℓV6+THSⅡのハイブリッドの3種類をラインアップしている。今回はこのクラウンの中でもRSグレードのオーナーの声に絞ってご紹介している。
■2018年式 2.5 RS Advance「ワインディングを走ってわかるハンドリングの良さ」
ニックネーム:Fullrich 年式グレード:2018年式 RS Advance 性別:男性(50代) 居住地域:愛知県
排気量:2.5ℓ トランスミッション:CVT
平均燃費:21km/ℓ
長所:ハンドリングの良さはワインディングロードを走ってみてその素晴らしさを実感した。
短所:最新の機能の操作がもっと分かりやすいと思っていたが、なかなか使いこなせない。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★☆☆ 内装の質感は過去のクラウンと比較すると見劣りする。
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★★
装備:★★★★☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「価格帯がベンツのCクラスやBMWの3シリーズも視野に入るので気持ちがブレるところですが、個人的には外観は視線を引くデザインであると思い、購入に踏み切りました」
■2018年式 2.5 RS advance Four 「クラウンって響きが好きならアリです」
ニックネーム:kawachin136 年式グレード:2018年式 RS advance Four 性別:男性(40代) 居住地域:秋田県
排気量:2.5ℓ トランスミッション:その他
平均燃費:18km/ℓ(郊外ドライブ6割、街乗り4割)
長所:レクサス転用のシャーシの余裕さ。
短所:値段に対しての安っぽさ。ナビ周りがガラパゴス過ぎて笑う。
評価
外観:★★★☆☆
室内:★★☆☆☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★☆☆
装備:★☆☆☆☆
満足度:★★☆☆☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「クラウンって響きが好きならアリです」
■年式不明 3.5 RS Advance「ハイパワーセダンとしては素晴らしい燃費」
ニックネーム:Keisuke 年式グレード:年式不明 RS Advance 性別:男性(30代) 居住地域:愛知県
排気量:3.5ℓ トランスミッション:AT
平均燃費:14.8km/ℓ(通勤で渋滞する市街地が5割、高速道路での移動が5割)
長所:スポーティになったスタイル。ハイパワーセダンながら、実用燃費の良さ。
短所:山道の長い下り坂で、AI-SHIFT制御によって、ローギヤホールドされてエンジンブレーキがメインとなり、ほとんど回生充電しなくなるときがある。RS系にすると、ドアのイージークローザーの設定がない。ステアリング、シフトノブなど、手に触れる部分に他のトヨタ車との共用部品が増え、クラウンとしての特別感がなくなった。
評価
外観:★★★★★ RS系はノーマルでサイドスカートの張り出しもあり、スポーティなイメージをよく演出している
室内:★★★☆☆ カーボン模様などスポーティだが、共用部品もあり、高級感は以前所有した200系(ハイブリッド)に劣る。
走行性能:★★★★★ シャシー、足回りが締まっており、ステアリングを切ってからのノーズの反応遅れがなくなり(200系比較)、気持ちよく走れる。ホイールベースが長いためか、リヤが遅れて動き、曲がり角などで前と後ろの一体感がない。
燃費性能:★★★★☆ ハイパワーセダンとしては素晴らしい燃費。最近のエコカーや普通の車と比べてはいけない。
装備:★★★★☆ 乗り心地に加えACC、LTAのおかげで高速道路の長距離移動が楽になり、以前よりも車で遠出をするようになった。デビューから1年ほど経って、他のモデルが車内でのスマホ連携を強化している(CarPlayなど)中で一世代前になった印象がある。
満足度:★★★★☆ 他社のハイパワーセダンと比較したり、LS500h、LC500hと同じシャシー/パワートレーンだと思えば安い。”トヨタ”クラウンだと思うと、マルチステージハイブリッドモデルは高く感じる。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「クラウンの高級車としての知名度は高いが、他の高級外車やレクサスよりも堅実で落ち着いたイメージ(つまらないという人も…)のため、そう見られたい人向け。3.5ℓモデルもオーナー以外にはほとんど見分けがつかない(フロントフェンダーのバッジのHybridが2段でMultistage Hybridになるだけ)ため、人知れずハイパワーを楽しみたい人にも。走っている台数は多く、人と違うクルマ、ひと目で見てハイパワーセダンとわかるクルマが欲しい人には向かない」