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仲間と一緒に(!?)ソロキャンを楽しむ
筆者の取材音源には、たき火の薪がはぜる気持ちの良い音が記録されていた。そこに混ざるのがウクレレの音。さらにりょうすけさんの歌声も加わっていく…。
ここでの主役、りょうすけさんは、子どもの頃からキャンプに親しんでいたという。社会人になってすぐソロキャンにも目覚め、「自分で行くようになって7〜8年」経つとか。今回の取材の現場、伊豆市のキャンプ場『CAMPBEAN』はりょうすけさんの“常宿”でもあり、コチラのオーナーの人柄に惚れ、よく足を運ぶのだそう。そして同じように集まったソロキャン仲間たちと『CAMPBEAN』のサロン(共有スペース)で楽しいときを過ごす。そう、ソロキャンなんだけど、仲間とキャンプを楽しんでいるのだ。
そんなりょうすけさんの相棒はマツダ・スクラム。「購入1カ月後のキャンプのイベントに間に合わせる」べく、仕事終わりに、時には深夜3時まで作業したDIY製作車だ。
車外はローラーと刷毛によるオールペン仕様、車内はウッド仕様でコーディネイトと、超個性的なのはDIYによるものだから。自作のベッドも注目だが、ユニークなのはベッドの対面にあるテーブル。三脚を足代わりにしたオーナーの自作品なのだ。高さ調整も当然自由。お酒を並べ、楽しい夜の時間を過ごすのである。
SPEC
●MODELS:マツダ・スクラム(平成28年式)
●TIRE:グッドイヤー・アイスナビガード
●EXTERIOR:太陽光ルーフラック
●INTERIOR:自作ウッドインテリア
自作にて心地よい&使い勝手の良い空間を創出
以前はテントキャンプをしていたが、「だんだん面倒臭くなってきた」「雨の日とか大変」ということで、快適に車中泊ができるクルマを求めるように。そこでスクラムを手に入れ、DIYで“自分仕様”にカスタムした。注目は車内。ウッド仕様の内装は個性的で、雰囲気も◎。三脚を活用したテーブルは使い勝手も考慮した作りであるなど、参考にしたいという読者も多いかも!?
そして“快適”を排除していない点もポイント。ソーラー&サブバッテリー完備に加え、クーラーまで常備するのだから。いざというときには車内でノートPCを開いて仕事までできる。一方で“手間”も惜しまない。シーシャ(水たばこ)は、火をつければ準備完了という紙たばこと違い、炭の準備など手間がかかる。しかし様々なフレーバーを組み合わせたりと、趣味として楽しめる要素が多い。ソレをキャンプの現場でゆったり満喫するのだ。たき火の前で、シーシャを吸いながらキャンプ飯を準備する。そんな非日常感をりょうすけさんは楽しんでいる。
今欲しいモノを訊くと「ベンツのトランスポーター」と答えるりょうすけさん。理由は車内で立てる、人を乗せられる…。ソロキャンだけでなく、仲間と出掛けるキャンプにも興味のある人物だったりする。
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OUTDOORE VEHICLE Vol.4 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]