納車が遅いと言われていた新型アルファード&ヴェルファイアだけど、フタを開けてみれば、時々街中でも目撃するし、ユーザーやメーカーの納車報告も続々。当然、万全にというわけにはいかないだろうが、当初の予定よりはいい感じ!? そんな背景もあって、カスタムコーディネイトも徐々にスタート! ホイール&タイヤはもちろん、足まわりを中心に純正+αのスタイルが登場中だ。すでに納車された人は、初めの一歩探しの参考に、納車待ちの人は、妄想チューンを楽しんで、そしてアルヴェル購入を迷っている人は検討材料にと、アルヴェルカスタムライフを是非!!
乗り心地とスポーツ性を高めたハイバランスエアサス
ボルドワールドでは新型アル&ヴェル用エアサス、レボリューション40が早くも完成&デリバリー開始。新型の足まわりはアッパー位置やプレートなどの変更点もあったそうだが、それらにもしっかり対応、いち早くのリリースにこぎ着けてくれた。
基本的な性能はこれまでと同様だが、車重の関係で純正アッパー流用ではなく、ピロ調整式とするなど新型に合わせた小変更も実施。リアはストロークの多い3段バッグ式だ。
もちろん4輪独立制御で、フロント側には40段の減衰力調整機能が備わるため、走り味の細かなセッティングも可能。複筒式でしなやかに走れるのもポイントで、もちろん上げ下げの調整幅もしっかりと確保した。
今回デモカーに装着したのはスーパーダウンのイグジストバージョンだが、もちろん従来通りバリエーションは豊富に設定。好みや使い勝手に合わせた選択ができるのも魅力だ。
ちなみに現在、フラッグシップであるアルティマもボルドワールドでは開発中。全長調整式車高調であるアブソリュートDSネクストを搭載した前後32段減衰力調整付きのハイエンドモデルだが、こちらも完成が間もなくとのことだから要注目。順調に行けば9月末、遅くとも10月末にはお披露目予定、乞うご期待。
TOYOTA・アルファード TIREヨコハマ・AVIDエンヴィンガー(255/30)
FRONT
REAR
従来は純正アッパーを使用していたが、重量面に配慮してフロントはピロ調整式へと変更。
装着しているのはレボリューション40のスーパーダウン。ストローク重視の3段バッグ。
エアタンクやコンプレッサーなどの機材は、純正ラゲッジボードの下にまとめて収納できる。そのための専用ボードも設定されており、純正のフロアボードを被せればラゲッジの積載能力や実用性も確保できるため便利だ。
4ガロンのエアタンクは純正レールの穴を使って吊り下げ固定する方式。この専用ステーもキットには付属する。
新型のコンプレッサーも新設定。静粛性にこだわった設計で、運転席にいれば音はほぼ聞こえない。
イグジストシステムはスマホアプリで上げ下げを制御することも可。ワンタッチで設定した高さへと移行できるメモリー機能も搭載。スタイリッシュなデザインでコンパクトな専用コントローラーもあり。スマホもこのコントローラーもボタン配置が同じで使いやすい。
装着したのはエイムゲインの最新作、GTM-CV。スポーティなラフメッシュに圧巻のコンケイブフォルムをプラスしたダイナミックな装いが特徴。21&22インチの2ピース構造で、多彩なカラー&リムアレンジも魅力な注目作だ。
ボルドワールド
小林春基代表
「レボリューションは発売開始で。もっと下がるアルティマも現在開発中で、こちらも10月には発売できる予定。ご期待ください」と小林代表。開発にあたりノーマル状態での試走も行なった小林代表。その乗り味は「ノーマル状態では40アル&ヴェルは、30系よりもかなり乗り心地が良くなっている印象。タイヤ外径が大きくなっているおかげかな。ボディはしっかりしていて、足はやわらかめ。乗り味は絶対にいいですよ。だからエアサスもその乗り味の良さをしっかりと生かして。フロントは減衰力を40段で調整できますし、複筒式だからしなやかに走れる仕様にしています。いろいろ変わってはいるけれど、基本的には30系と同じ。ローダウンさせにくいとか、問題は特にないと思いますね」。
【レヴォリューション40・スーパーダウン/EXISTバージョン】
価格:60万5000円〜
仕様:フロントエアバッグ一体型ダンパー、リアエアバッグ、リアダンパー、コンプレッサー、4ガロンアルミタンク、フィッティン&配線、車内用有線コントローラー、スマホアプリリモコンコントロール
レボリューションは初めてのエアサスに最適なモデル。機械式のレボⅡ、電磁式のレボⅠをベースにリアのみ純正ショックを流用するソフトダウン、前後ともに専用ショートストロークショックを採用したスーパーダウンが設定される。さらに車高記憶が可能なプレストレージシステムを搭載するアドバンスバージョン、デジタルメーター採用のグリッターバージョン、スマホで制御できるイグジストバージョンなど多彩。すべて4輪独立制御式。
▷新型アルファード&ヴェルファイア速攻カスタムガイド まとめはこちら
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年10月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
キーワードで検索する