主に4つのグループに分けられる、”ナットホール数”と”P.C.D”
ホイールを選ぶときに、一番重要なのはホイールを取り付けるナットホールの数とP.C.D.。
その理由は、その部分が合わないと、いくらデザインが好みだとしても基本的には取り付けることができないから。
つまり、クルマとホイールのホール数&PC.D.が同じであることが、ホイール選びの第一関門といっても過言ではない。
で、スタワゴに登場するクルマの場合、ナットホール数が4/5/6個のいずれか。
P.C.D.は100/114.3/139.7がほとんど。
その組み合わせで代表的な車種が、A~Dの4グループに分けられる。
多くのオフ系ホイールは、ホール数&P.C.D.に対して限られたサイズしか設定されていないことが多いので、自然と合うサイズも決まるというわけだ。
【グループA】HOLE=6 P.C.D=139.7
リム幅で履けるクルマが変わる! 8.0以上はプラド系向けのサイズだ
ランドクルーザープラドやハイラックスなどの四駆やハイエースなどの1BOXに採用されている6/139.7というホール&P.C.D.。対象車種が限られているので、ほとんどのホイールはターゲット車種を想定したサイズを限定して設定。新型ランクルもこのタイプだが、ハブボルト径が異なるので要注意。
【グループB】HOLE=5 P.C.D=139.7
プラスインセットはジムニー用。シエラは±0かマイナスインセット
ホール数&P.C.D.を基準にホイールを探す際、最も迷わないのがジムニー&ジムニーシエラかもしれない。というのも、5/139.7という組み合わせは、世界的に見てもほぼジムニー兄弟専用のスペックだから。つまり、5/139.7が設定されているホイールは、ジムニーあるいはジムニーシエラをターゲットにしているということ。インセットが+20前後ならジムニー用、±0前後はシエラ用と覚えておけば非常にわかりやすい。
【グループC】HOLE=5 P.C.D=1143
多くのモデルで1サイズを! 幅広い車種にマッチング可能
国産乗用車のほとんどに採用されているのがホール数5、P.C.D.114.3というスペック。そのためホイールのラインアップも豊富だ。しかし、それはインチアップでの話。オフ系の場合、対象車種がデリカD:5やRAV4など5/114.3向けサイズが限られているので選択肢は限定される。1つのサイズで、多くの車種に適合するのは5/114.3ならでは。
【グループD】HOLE=4 P.C.D=100
12&13インチは軽トラ&軽バン向け! リム幅6.0以上はコンパクトカー用
4ホール&P.C.D.100はコンパクトクラスの乗用車と軽自動車向け(ジムニーを除く)のスペック。サイズの棲み分けも比較的わかりやすく、リム幅を見ればおおよその見当がつく。乗用車なら6.0や6.5、軽自動車は5.5以下といった具合だ。また、軽自動車向けの中でも12&13インチは軽トラや軽バン向けに設定されたサイズとなっているぞ。
P.C.D欄に出てくる他の数字の適合車種
A~Dのグループに含まれていない車種は、よりサイズがわかりやすい。つまり、ホール数&P.C.D.がその車種専用サイズになるからだ。代表的な車種でいうと5/150のランドクルーザー(200系)。基本的に1サイズのみ設定されているはずだ。
150/ランドクルーザー(200系)
127/ジープラングラー
108/ボルボXC40/XC60/XC90
100/プリウス、一部スバル車
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]