アウトドア向きな2台、DIY派かオシャレ派か?
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一見すると、ハイエースとベルランゴを対決させるというのは、無理があるように思える。
日本とフランスというまったく異なる国生まれゆえ、キャラクターがまったく違うのは事実だ。
しかし、最近流行りのキャンプや車中泊目線で見てみると、ライバル同士として浮上してくる。
現場のイメージが強いハイエースだが、販売の現場で聞くと最近はレジャーユースとしても人気で、つまりプライベートユーザーが増えているという。
ワゴンであればミニバン的に使うことができるし、最大の魅力はやはりなんといっても現場で培われた広大なスペースだ。
細かな実用装備はないので、DIYで棚やベッドなどを作って自分流に仕上げる必要はあるが、それも楽しいし、流行りでもある。
一方のベルランゴは、シートアレンジといった使い勝手は日本車ほどではないにしても、絶対的なスペースは想像以上に広くて荷物がたくさん積めるのはもちろん、長尺モノも楽に収まる。
さすがバカンスの国生まれだと納得。細かな収納も各所にあって、重宝することも多いし、そしてなによりもオシャレだ。
結局は自分のアウトドアスタイルというか、方向性に合わせて選べばいいが、価格帯がほぼ同じだけに実に悩ましい。
さらにこのパターンの対決は日産のキャラバン、そしてルノーのカングーも土俵に上がるだけに、意外に裾野が広いといっていい。
HIACE 実用性に特化した商用車ならではの頼もしさ
車中泊派なら、シンプルなバンをDIYカスタムするのがオススメ。広大なラゲッジをアイデアを駆使して仕上げよう。また、普段はミニバン的に使いたいならワゴンのほうがオススメ。10人まで乗れるので、大人数でキャンプに行けるのも魅力だ。最後列のシートは倒すことができるので、荷物もたっぷり積める。
BERLINGO 利便性を考慮した機能・装備にもセンスのよさが光る
感じとしては日本のミディアムクラスのミニバンに近い。車内は広大だし、シートもゆったりとしているし、ラゲッジの積載性や使い勝手もいい。輸入車初心者にも意外とすんなり受け入れられるキャラクターだ。天井などに収納がたくさんあるのもフランス車らしいポイントで、かなりアウトドア向きだ。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]