ルーフからコウモリの羽のように広がって、瞬時にキャンプサイトが完成するライノラックのバッドウイングオーニング。他にもアウトドアシーンで活躍するアイテムが充実しているライノラックとは一体どんなブランドなのか? いま注目のブランドを取材してきた。
サイのように強くて、高品質なラックが基本【RHINO-RACK】
270度展開するオーニングや豊富なアクセサリーで幅広い使い方ができるルーフラックで人気のオーストラリア・ライノラック社の製品。日本ではエクシズルラインが輸入・販売を手掛けている。ここではライノラック社輸出マネージャーのサムさんに会社の成り立ちから今後の展開までを教えてもらった。
「ライノラックは30年前に職人用のラックからスタートしました。社名は『サイのように強いラック』の意味です。オーストラリアでは荒れた道を延々と走ることも多いので、タフで高品質な製品じゃないと通用しません。当時は安くて粗悪なルーフラックが多くて、壊れたり荷物が落ちたりという事故が多かったので、ライノラックでは高品質で安全な商品を作りました。最初はキャリアバーからスタートして、パイオニアプラットフォームを開発。この商品は、豊富なアクセサリーによって荷物を積んだり、オーニングを付けたりカスタマイズできることで人気となりました。ブランドコンセプトは高品質なこと。いい材料を使って、優れたデザインの高品質な製品作りが基本です。バットウイングオーニングは、オーストラリアの強い陽射しを広い面積で遮るもので、使いやすくて高品質なことから世界中で人気となっているのだと思います。今後、日本向けではランクル300用を考えていますし、新しい車種は随時開発していく予定です」。
オーストラリア発のタフで機能的でデザイン性にも優れるライノラックのアイテム。ラック類の購入を考えているなら、ぜひチェックしてほしいアイテムといえる。
【バットウイングオーニング】
クルマの横から後ろまで270度展開し、広い面積の日陰を確保できるコウモリの羽のような形状のオーニング。独自の構造で展開・収納も1人で簡単にできる使いやすさも人気の秘密。
【サンシーカー】
サンシーカーは、クルマの横方向に影を作るサイドオーニング。オーストラリアの強い紫外線を遮るUVカット機能や防カビに優れた素材を採用。サイドを覆うオプションも用意する。
【エックスレイ】
エックストレイは4面を立ち上げて荷物を積みやすくした頑丈なルーフラック。前面には空気抵抗低減や風切り音の減少に効果的なウインドデフレクターを備えている。
【パイオニアプラットフォーム】
ライノラックが職人向けからアウトドア向けにカジを切るきっかけとなった製品。高さを抑えたフラットな形状は風切り音を低減。豊富なアクセサリーでカスタマイズできる人気商品。
スコップを固定するブラケットやハンドル、アイボルト、荷物固定用のストラップなど、アクセサリーが豊富に用意されているのも特徴。
パイオニアプラットフォームは専用脚付きなのでクロスバーは不要。写真はエックストレイの装着や様々なキャリアに対応するクロスバー。
ルーフラックへの荷物の積み降ろしにマストな軽くて強いアルミ製の折り畳み式ラダー。このラダーもパイオニアプラットフォームのアクセサリーとして用意されている。
ライノラック 輸出マネージャー
SAM EUさん(左)・エクシズルライン
田丸 幸子さん(右)
「あきらめない精神」がモットーのサムさん。「今乗っているのはヴェルファイア。もちろんルーフラックは付けてますよ(笑)」。ライノラック社製品を日本に輸入し販売するエクシズルラインのマーケティングマネージャーである田丸さん。この日はサムさんの通訳をしてくれた。
[スタイルワゴン・ドレスアップ編集部]
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