ターボエンジンはもちろん、マニュアルトランスミッション(MT)を選択できるモデルもあり! 軽自動車でもスポーティな走りが楽しめる!

【軽カー選びの新常識2022】プロが選ぶBEST BUYは? 走りを軸に軽自動車を選択するなら、やっぱりターボエンジン一択!?

最近はハイトワゴンやSUV系が注目されがちな軽自動車。一方で、走りを楽しみたいというニーズもある。そんなあなたが選ぶべき軽自動車はコレ!

軽自動車とは思えないハンドリング性能が高いクルマも!

軽自動車だと走りが心もとない。……そんなイメージを持っている人も少なくないかもしれない。そして、それは半分正解で半分誤りだ。

軽自動車の走り、つまり動力性能やハンドリングは登録車(普通車や小型車)に届いているかといえばそれはごく一部の例外を除いて「イエス」とは言い難い。動的性能はエンジン排気量が小さいことで出力やトルクに限りがあり、普通車に比べるとパワーが足りないのは否めないところだ。

またハンドリングも、軽自動車は全幅や全高に制約があって、その割に全高が高いので重心が高くなりがち。だから物理特性からいって運動性能が劣るのも否めないところだ。

動力性能に関しては、ターボエンジンを選ぶことである程度解消される。ハイトワゴンやスーパーハイトワゴンの多くは上級グレードにターボエンジンが用意されていて、その自然吸気エンジンとの差はかなり大きい。加速力に余裕が増すから運転しやすくなるし、副次的な効果として同じ加速なら自然吸気エンジン車よりもエンジン回転を上げなくて済むから騒音が静かになるのもメリットだ。

「ターボは値段が高い」というイメージがあるかもしれないが、多くの車種では自然吸気エンジンの同じグレードに対する価格上昇は10万円程度。そのメリットを考えると決して高くないから、上級グレードを買うのなら検討する価値は十分にある。燃費を心配する人もいるかもしれないが、走行状況によってはターボの方が燃費が良いことも。

ハンドリング(操縦性)は、ここ数年で軽自動車全般的にレベルがグッと上がった。ただし物理特性を変えることはできないので、一般的にはスーパーハイトワゴンよりもハイトワゴン、ハイトワゴンよりはセダンと背が低い車種の方が操縦性は優れる。はやい話が、室内の広さとハンドリングはトレードオフの関係にあるのだ。

“走り”という点で見ると、居住性を無視したダイハツ「コペン」のハンドリングは軽自動車とは思えない、ワゴン系とは一線を画する高いレベルにある。

【プロが選ぶBESTBUYはコレ!】ホンダ N-ONE

軽自動車Q&A(1) 「軽自動車の維持費は安いのか?」

軽自動車の毎年の自動車税は、登録車は最も安いクラスでも2万5000円なのに対し、軽自動車はわずか1万800円。ここがランニングコストで最大の差となるポイントだ。一方自賠責保険料などはわずかに安いが、それほど大きな違いはない。ところで、コンパクトカーと比べたときにもっとも差がつくのは、リセールバリューの高さかもしれない。軽自動車はリセールバリューが高く、中古車価格相場はコンパクトカーよりも高い相場となることも珍しくない。

軽自動車Q&A(2) 「軽自動車は燃費が良いの?」

結論からいえば燃費は良い。その最大の理由は車体が軽いからで、軽い分だけ使うエネルギーが少なく済むからだ。もちろん大型モーターを積んだハイブリッドカーの方が燃費が良いこともあるが、それらは例外なく車両価格が高い。複雑な機構を持たずとも燃費が良いのが軽自動車のアドバンテージと言える。

軽カー選びの新常識2022まとめはこちら

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

キーワードで検索する

著者プロフィール

stylewagon 近影

stylewagon