輸入車試乗会「JAIA」に潜入し、本誌では普段あまりお目に掛かることの少ないインポートカーを試乗チェックしてきました!話題の新型EVをはじめ高価なモデルなど個性溢れる8台を、2022-23日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員である、モータージャーナリストの工藤貴宏氏がご紹介します。
フランス生まれで個性的なハンドリングで選びたいSUV
「アルカナ」の何が凄いかといえば、とにもかくにもハンドリングだ。重心の高いSUVにもかかわらず、まるでスポーツカーのように峠道を駆け抜けていく。ここまで運転が気持ちいいSUVを作るなんて、さすが「メガーヌR.S.」でFF市販車ニュル最速のレコードを持つメーカー。
ちなみにハイブリッドながらマイルドなので、加速にモーター感は皆無だ。とにかく軽快に走れる個性的なSUVを探している人にオススメ。
1.3Lの4気筒ターボエンジンは新型「カングー」に搭載されるもので、ルノーグループとベンツの共同開発。最高出力158ps/最大トルク270Nmで、そこに5ps/19.2Nmのモーターが加わる。
日本導入グレードはスポーティ仕様の「R.S.ライン」なので、インリアも随所にオレンジを入れたスポーティな仕立て。シートベルトまでオレンジが添えられているのがいい。インパネの加飾はカーボン調だ。
クーペスタイルを超えて、真横から見るとリフトアップしたセダンのようにも見えなくない。いっぽう室内に回ると、シフトレバーは昨今のルノーらしく高い位置にマウントされて操作性良好だ。
SPEC
サイズ(全長×全幅×全高/mm):4570×1820×1580
車両重量(kg):1380
エンジン排気量(cc)/種類:1333/直4ターボ+モーター
価格:399万円
▷JAIA インポートカー試乗記 まとめはこちら
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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