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現行モデルは登場から6年、まもなくフルモデルチェンジ!?
トヨタが世界に誇るランドクルーザーの歴史は古い。1951年に「トヨタ・ジープ」として誕生したBJ型が初代なので、実に72年の歴史を誇る。「ジープ」はウィリス社の商標だったため、1954年に陸の巡洋艦を意味する「ランドクルーザー」に変更された。「ランクル プラド」が登場するのはその36年後の1990年。しかし、その5年前の1985年には、70ランクルのショートボディのバンをベースに2.4Lディーゼルターボを搭載し、後席の居住性と悪路走破性を両立させた「ランドクルーザー・ワゴン」が登場。のちに、この「ワゴン」のロングホイールベースの5ドアが「プラド」というサブネームを持ち、独立したモデルとなる。
初代70系、2代目90系、3代目120系プラドにはランドクルーザー・ワゴンの面影を残す、ショートボディの3ドアモデルがラインアップされていたが、2009年に登場した4代目150系ではロングボディの5ドアモデルのみとなった(3ドアモデルは海外向けに継続されている)。当初はV6の4L、2.7L直4のガソリン車のみ。ディーゼルは2007年に廃止されたまま。しかし2015年、中期の一部改良に伴い、4L V6ガソリンが廃止され、代わりに2.8Lディーゼルターボが復活。TZ‐Gはディーゼル専用グレードに移行された。2017年に後期が登場して6年目、そろそろフルモデルチェンジのの噂も聞こえている。
TX | 367万6000円〜 5人/7人、2.8Lディーゼル/2.7Lガソリン ベーシックグレード | ベーシックグレードとなるTX。上位グレードとの違いは内装の質感。シートが電動ではなく表皮がファブリック。ステアリングとシフト、パーキングブレーキが本革ではない。 |
TX”L package” | 417万9000円〜 5人/7人、2.8Lディーゼル/2.7Lガソリン 本革シート&ステアリングなどを装備 | TXよりも内装の質感を向上させたグレードがLパッケージ。走行性能などはTXと同様だが、内装は上位グレードのTZ-Gと同じ。本革、金属調加飾が施され、シートも電動となる。 |
パワートレインは2.7Lガソリンと2.8Lディーゼル
KDSS
TZ-Gに標準装備されるKDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)。オンロードではスタビライザーの効力を効かせ傾きを抑制、オフロードではスタビライザーの効力を無くしストロークを確保。走行シーンに合わせ快適な乗り心地と優れた操縦安定性を両立。
MTS ※TZ-Gにメーカーオプション
MTS(マルチテレインセレクト)は、スタックや駆動力不足などが起こりやすいオフロード走行において、路面状況に応じた走行支援を5つのモードから選択できるシステム。モード毎にスロットル特性、ブレーキ油圧を最適に制御。悪路を制する喜びと安全性をサポート。
ラダーフレームの採用
マットブラックの特別仕様車が誕生
The History of LAND CRUISER PRADO
誕生から33年、その前のランクルワゴンから数えると38年の歴史を積み重ねたランドクルーザー プラド。当初は三菱パジェロ、いすゞビッグホーン、日産サファリなどライバルが多く存在したのだが、現在は……ちょっと寂しい状況かも。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]