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TOYOTA/LANDCRUISER PRADO
トヨタ/ランドクルーザープラド(150系)
ランクルプラドは1990年にランクル70をベースに誕生。ランクル譲りの頑丈さと悪路走破性を備えながら、街乗りでも運転しやすいボディサイズとランクルよりも抑えられた価格で人気となった本格SUV。
現行の150系は2009年に登場。マイナーチェンジや一部改良を繰り返しながら12年ものロングセラーを続ける人気車だ。
登場から12年。熟成に熟成を重ねて魅力的に進化
現在、新車で購入できるプラドは、2020年に一部改良を受けたモデル。
エンジンは2.8ℓディーゼルターボと2.7ℓガソリンの2タイプ。ディーゼルターボはこれまでの177psから204psにパワーアップされ、定評ある力強い走りにさらに磨きをかけている。
最上級グレードのTZ-Gのみ7人乗り1タイプだが、それ以外のグレードは7人乗りと5人乗りを設定。
プリクラッシュセーフティは、夜間の歩行者や昼間の自転車にも対応するなど、安全性も大幅に向上。
また一部改良と同時に特別仕様車「ブラックエディション」を追加。TX“Lパッケージ”をベースに、漆黒メッキのグリルやリアガーニッシュ、黒基調のインテリアなどの専用装備を搭載。プラド人気を強力にプッシュする人気モデルとなっている。
<SPECIFICATION(TZ-Gの場合)>
●全長/全幅/全高(㎜):4825/1885/1850
●ホイールベース(㎜):2790
●最低地上高(㎜):220
●室内長/室内幅/室内高(㎜):2520/1565/1240
●乗車定員(名):7
●エンジン:2.8ℓディーゼルターボ
●ミッション:6速AT
●サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン式/トレーリングリンク式
●タイヤ:265/55R19
●価格:553万円 ※全グレードの価格は362万1000円~553万円
■■ラダーフレームの採用■■
プラドはラダーフレーム(ハシゴ型フレーム)に、別体のアッパーボディと駆動系シャシーやサスペンションを取り付ける構造を採用。路面からの衝撃をフレームが吸収することや、頑丈で整備や修理がしやすいなどの利点からトラックやオフロード4WDに採用されているフレーム構造。世界170カ国で販売され、激しい悪路を走るクルマだけに、優れたメンテナンス性を備えていることも重要なポイントといえる。
■■優れた車内快適性■■
走破性ばかりが語られがちのプラドだが、実は車内空間の快適性も優れている。例えば、7人乗りの場合、多彩なシートアレンジが可能。シートは2×3×2名乗車で、2列目は4:2:4の分割可倒式。3列目シートはフロア格納でき、2列目シートを前傾させれば、フラットで広いラゲッジスペースが出現。たくさんの荷物を積載できるし、車中泊も可能となる。
■黒でまとめた専用装備が気になる特別仕様ブラックエディション■
TX“Lパッケージ”をベースに、専用特別色「漆黒メッキ」のヘッドランプガーニッシュ、フロントグリル、リアガーニッシュ、黒基調の内装、ブラック塗装の18インチアルミなどを装備した特別仕様車がブラックエディション。
●価格:426万1000円(2.7ℓガソリン・5人乗り)~508万9000円(2.8ℓディーゼル・7人乗り)