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元祖「電サス」最新アップデートはもちろん、人気ダンパーにも注目!
ミニバンを中心に豊富なラインアップを揃える、テインのストリート系車高調のフラッグシップモデルがRX1。ストローク量を確保できる複筒式を採用し、段差を乗り越えた衝撃を瞬時に和らげる特許技術のハイドロ・バンプ・ストッパーを内蔵。そして全長調整式&減衰力16段調整機構付きと、至れり尽くせりのハイスペック。60プリウスは純正で少々固めの乗り味だが、減衰力の調整次第でスポーティにもコンフォートにもなる、レンジの幅広さが魅力的。シーンに合わせたセッティングが楽しめる。さらにロアブラケットに設けたカラーの向きを調整してキャンバーを付けられる機構も設けており、ホイールの選択肢がさらに広がるからドレスアップ派にもオススメの逸品だ。
最新技術の「ジャーク理論」で高い次元で走りをコントロール
テインと言えば自社車高調のアッパーマウントにモーターをセットして、減衰力を車内で調整できる「EDFC」シリーズもおなじみ。最新モデルのEDFC5は芝浦工業大学の渡邉教授協力のもと、大幅に進化を遂げた。最大のウリは「ジャーク感応制御モード」の採用。Gの変化量を事前に検知することができ、例えばコーナリング時は曲がり始めのステアリングの微妙な挙動を瞬時に察知して減衰力を自動調整。他には加速・減速やコーナリング時に発生するGの大きさに合わせて減衰力を制御する「加減速G、旋回G感応自動調整モード」、車速に応じて減衰力を制御する「車速感応自動調整モード」を搭載。これら3つのモードを組み合わせての使用も可能となっている。またEDFC5には今が旬のAIが内蔵されており、ドライバーの運転のクセをデータとして蓄積し、どんなシーンでもドライバーが違和感を持つことなく減衰力を変えてくれる。
オプション:GPSキット=9900円
機能:減衰力96段モード追加、ジャーク感応自動調整、AI機能etc
50プリウスに乗る山田選手が60+最新テクノロジーをどう感じたか?
まず車高調自体はしっかりとした乗り味で、ゴツゴツ感も少ない。コーナリング時のグニャッとしたロール感も抑えめで、60プリウスが持つスポーティな走行性能をさらに引き出しているのがイイですね。とは言ってもスポーティに振りすぎず、長距離を走っても疲れにくいと思う。EDFC5は調整ダイヤルをイジッてみましたが、固さの変化をダイレクトに感じることができて面白いですね。今回は真ん中あたりの48段が自分の中で良かったかな。僕は50プリウスに乗っていますが、手元で簡単に減衰力を調整できる足があると快適だと思いました。またモードの組み合わせで、様々なシーンに合わせた走りを味わえるのも面白い。個人的には車速感応自動調整モードがダイレクトに体感できましたよ。
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STYLEWAON(スタイルワゴン)2023年12月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]