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刷毛(ハケ)とローラーで手軽(!?)にできる、アースカラーに格安全塗装【後編】
DIYとは思えない完成度にビックリ!!
初代ステップワゴンがアースカラーでオシャレに大変身
やりきりましたDIY全塗装。自分で言うのもなんですが、かなりいけてませんか? 刷毛とローラーを使っての塗装という事で、きっと塗り跡が残ってしまうのかと思いきや、薄く何度も重ね塗りする事で遠くから見た印象は、キレイに仕上がっております。
仕上がり写真の画像修正も一切なし。ただ、目を凝らして直視すると若干液ダレ(コレは技量の問題も……)が目立つ部分もありますが、街中ですれ違って見られる程度ならわからないレベル。
実は今回、作業時間が2日間と限られていたため、ルーフのブラックはラバーディップで仕上げた状態をそのまま残し、前後バンパーとフロントグリルはラバーディップの上から非鉄バインダー(塗料の密着剤)を塗り、そしてペイント。
時間短縮のための裏技でもありましたが、思っていたよりいい感じに。このカラーリングなら、海やリゾートも似合うんじゃないかと自画自賛してしまいます。
こうなると、テールレンズの赤とオレンジのカラーリングが違和感ありありで、ボディサイドにステンシルを入れればもっといい感じになるんじゃないかと思う次第です。今さらですが、カスタムってやればやるほど楽しいですね。
3人作業で丸2日間、作業手順をじっくり紹介
▼▼全塗装前▼▼
時代を先取りしていた!? サンドベージュ×ブラックのステップワゴン
作業前に、剥がせる塗料として人気のラバーディップで、4年前にオールペイントを施した現状のステップワゴンを確認。サンドベージュとルーフのブラックは最終的にクリア塗装による仕上げを行っているため、施工から4年たった現在も驚くほどの質感をキープしている。4年前の施工時、サンドベージュ+ブラックのツートンをプレミアムトップコートで仕上げたお値段は約50万円。トップコートなしだと、25万円から施工可能となるが、耐久性は半年〜1年程度となる。
接触面が剥がれるが傷は付きにくい!!
ラバーディップの魅力は、全塗装後も剥がせば元通りにできるということ。またボディが直接傷つかないのもメリット。ただトップコート仕上げをしていない、前後バンパーのマットブラック部分は、耐久年数が短いため少々色褪せが目立つ。また塗装面にモノをぶつけてしまったり、引っ掻き傷のようなモノができると、そこから塗料が剥げてしまう場合もある。しかしボディ自体の傷は最小限に抑えられる。
■■STEP1 パーツの脱着
作業効率を高めるため、脱着可能なパーツをできる限り外した方が◎。初代ステップワゴンは、ほとんどがネジとクリップによる固定なので意外と簡単だった。
【取り外したパーツ】
・前後バンパー・フロントグリル・ヘッドライト・テールランプ・フェンダーモール・運転席側後席窓ガラス
■■STEP2 ラバーディップの剥がし
ボディが傷つかないよう、プラスチック製のヘラで一部を削り、ラバーディップの塗膜を剥がしていく。トップコートで仕上げられているサンドベージュ部分は気持ちいいいほどキレイに剥がせる。ボディ表面がベタベタしたりもしていない。隙間部分へ吹き込んだ塗料の剥がしが少々大変だった。
■■STEP3 マスキング
ラバーディップ施工前の純正ボディに。ビックリするほど跡が残っておらずキレイ。ここから全塗装の準備。マスキングテープを使って、ゴムモールやメッキ部分をマスキング。タイヤ&ホイールなども、塗料がこぼれて汚れないようにマスキングする。今回はビニール製のゴミ袋を代用した。
■■STEP4 足付け&脱脂
塗料が定着するための作業が足付け。耐水ペーパーを水で濡らし、全体的にボディ表面がザラザラする程度までペーパーがけする。ボディ表面のワックスが落ちる程度でOK。続けて脱脂。コレはボディ表面の汚れや油分を落とす作業。付属しているウエスのように、毛羽立たないモノが◎。
■■STEP5
いざ塗装へ。今回水性塗料のため規定量で塗料を希釈して準備。そして塗装のポイントは薄く、何度も重ね塗りする事。ドア内側などの細かい場所は刷毛を使い、面積の大きなボディ面はローラーで一気に塗っていく。タカラ塗料ではHPで作業方法の動画を公開しているので、ぜひそちらも参考に。
光のあたり加減によって印象が異なるマットカラーのKURAYAオールドブルーシー。朝陽を浴びたカラーリングはなんだか神々しい感じ。マットブラックとのツートンカラーもかなり似合っていると思うのですが、どうでしょうか?
日中は、比較的青みが強い印象に見える。注文時に色の調色をオーダーできるので、自分好みのカラーリングを作るのも楽しみのひとつだ。
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