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ダイブダウン機能により、荷室&後席がフラットに!
2024年4月にマイナーチェンジしたホンダ・ヴェゼル。都会的でスポーティなイメージの強いアーバンSUVたが、新たに追加されたのがアウトドアテイストを強調した「HuNT(ハント)パッケージ」。ルーフレールの標準装備や特別感溢れるカラーリング、さらには撥水性に優れたシートなど、まさにアウトドア遊びにぴったりのグレードだ。
そんなヴェゼルでの車中泊は、いままで試したクルマの中で一番快適かも!? と思うほど。その理由は、後席を倒すと凸凹や傾斜がほとんどないフラット空間が作れるから。SUVの場合、後席を倒すとほぼフラットな空間を作れるが、微妙な傾斜や段差が残ってしまうことが多い。しかしヴェゼルは、ガソリンタンクを前席下に設置する「センタータンクレイアウト」を採用し(多くのクルマは後席下にある)、なおかつ後席の座面が下に沈み込む「ダイブダウン機構」によって、キレイなフラット空間を作り出すことができる。唯一の問題は、後席を倒したことでできるスペースの長さが1560mmと、大人が寝転ぶには少々短いということ。これは前席を前方へスライドさせ、前席と後席にできた隙間を埋めて調整。寝転ぶ床面が少々硬く厚手のキャンプマットは必須となるが、足をしっかり伸ばして寝られるので快適そのもの。また、シートを倒した時の室内高も十分あるので、目覚めた時に頭を天井にぶつけることもなし! 車中泊するクルマとしては申し分ない感じだ。


室内サイズ(全長×全幅×全高) 2020×1445×1225mm
前席を前方へスライドし就寝スペースを拡張
後席を倒した空間に段差や傾斜が一切なく、就寝スペースとしては申し分ないが長さだけが少々足りない。就寝スペース拡張のために行いたいのが、前席の前方へのスライドと、それによってできた隙間を埋めるひと手間。実際できる隙間の寸法は右記の通りだが、このスペースにジャストフィットするのが2ℓの水1ケース。実際中身が入っていなくても、キャンプマット等を敷いてしまえばほとんど気にならないので、キャンプ飯で利用するミネラルウォーターとして1ケース積んであると色々と有効利用できる。





床面だけでなく両サイドもフラットな荷室空間


奥行き: 約770mm

奥行き:約1560mm


車中泊したのは「HONDA・ヴェゼル」





【ホンダ・ヴェゼル】での車中泊、編集部的評価は?
リラックス度 ★★★★☆
快眠度 ★★★★☆
疲れにくい度 ★★★★☆
今回の宿泊地【洪庵キャンプ場(山梨県南巨摩郡身延町)】
天気:晴れ
外気温:就寝時(23時) 15.4°/起床時(6時) 14.2°
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]