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積載量が少ないときに効果を発揮するリーフスプリング
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乗り心地が悪いと言われることの多い200系だが、その要因となっているのはフル積載にウエイトを置いて設計された純正リーフスプリングだ。
実際、ラゲッジへ荷物を積み込んでいくとリーフスプリングはストロークし、不快だった突き上げが緩和されていく。
とはいえ、乗り心地のためだけに常時積載しておくのはナンセンス。そこでゲンブが軽荷重でも乗り心地良く走れるように開発したのが、リアルフォース・チューンドリーフスプリングだ。
コイツは乗り心地の良さと引き替えに積載能力を犠牲としたワケじゃなく、リーフのスプリングレートを特性変化させて軽荷重に最適化したもの。
つまり、フル積載時に要求される積載性能は確保しつつ、軽荷重で辛かったストローク初期からヘルパーリーフ作動までをマイルドなレート特性に変えることで、乗り心地の良さへ結びつけている。
しなやかなストロークに仕上がるチューンドリーフスプリングの投入効果は絶大で、走りにおいても乗り心地においてもバツグン。
また、積載量や好みに応じてヘルパーリーフの作動タイミングをセッティングできるアジャスト機構まで備わっているので、使い勝手を崩すことなく乗り心地改善を図るなら迷わず投入すべきキーアイテムだ。
■価格:10万7800円
■対応:200系バン全車
■仕様:リーフ2枚仕様/ハードリーフジャーナルブッシュ/専用ヘルパーリーフサポーター/アジャストシム付属
純正リーフスプリングとの違いを比較
フル積載時を最重要視して設計された【純正リーフ】
軽荷重で辛い初期をストロークさせる【玄武リーフ】
乗り心地改善の4つのポイントをチェック
リーフに厚みのある純正は薄いベースプレートを採用しているが、チューンドリーフスプリングはリーフが薄いことからブロック装着時の一体感の高さも視野に入れて剛性を高める極厚ベースプレートとなっている。ホーシングとの接続ポイントは走行時に多大な負荷がかかることをしっかりと考慮した作りになっているのもゲンブらしいポイントと言えるだろう。
ヘルパーリーフサポーターを完全に外すことなくハイト調整可能な3/5/7㎜のアジャストシムが2枚ずつ付属。フロント側へ入れればイニシャル車高、リア側へ入れればヘルパーリーフの作動タイミングをセットアップ可能だ。軽荷重で乗り心地重視の味付けとするなら、前後ともにアジャストシムを使わないセッティングがベスト。
バンプストッパーで熟成させた合成樹脂を用いたヘルパーリーフサポーターは、じわっと入力されるフロント側を硬く、イッキに入力されるリア側を柔らかくといった硬度チョイス。耐久性のある設計だが、長期愛用できるように補修パーツも設定される。
チューンドリーフスプリングに組み込まれているリーフブッシュは、ヨレの少なさでロワードユーザーに定評あるハードリーフブッシュだ。サスペンション剛性を高めながらレスポンス良く積極ストロークさせることによって、乗り心地良さとともに頼もしさも引き出していく。
純正のように急にガツンとくることなくじわっとレートがあがっていく、ハイエースのウィークポイントを軽減
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]