BMWのE46型3シリーズツーリングをベースにしたドリフトカーというだけでもユニークなのに、なんとエンジンはメルセデス・ベンツのOM606型直6ディーゼルターボに換装! 車内にロールケージを組んだ本格派なのに4シーターと、「なのに」が尽きない。V8 MINI SLAYERこと、ステファン・ブラウンさんが製作したのは、R53型のちっちゃなボディにV8エンジンを搭載したMINIクーパーS。T56型の6速MTとドッキングしたFR仕様で、バーンナウトもなんのそのなミニモンスターに変身!今年のSEMAでとにかく目立っていたのが、パワートレインを電動モーターとバッテリーに置き換えるEVスワップ。こちらはエレクトリックGTというメーカーが発表したeGT913というEVコンバージョンキットを搭載したポルシェの911だ。モーターはテスラ製で436馬力を発揮! 付属のバッテリーは47kWhの容量を誇る。OPTIMAバッテリーのブースに展示されたのは、ドイツ車のチューニングパーツメーカーとして知られるWEISTECが手掛けた98年式のウニモグ。アメリカ国内のトレイル競技やオートクロスで使用するため、今後さらなるチューンナップが施されるのだとか!二度見必至なスペシャルマシンがしれっと展示されているのもSEMAの魅力。生産台数40台で販売価格500万ユーロ(約6億2600万円)ながら完売したブガッティ・ディーヴォは、プロテクションフィルムなどを手掛けるXPELのブースに登場した。また、ラッピングフィルムメーカーのKPMFのブースには新生ブガッティの象徴として有名になったヴェイロンが登場。発売時の日本での価格が1億6300万円だったことで話題となったモデルだ。