カスタムトレンドの文化を創り続けたニューズ! ブランドの魅力と歴史を知れば、カスタムの奥深さもきっとわかる!(2)

100%ワゴン用として作られたボディキット 〜1999年_LA Style編〜 誕生から28年、生粋の提案型ブランド「ニューズ」とカスタムの歩みをプレイバック【NEW’S HISTORY 】

日本発のワゴン車専門カー用品店としてスタートしたニューズ。その歴史は、ワゴン・SUVカスタムの歴史といっても過言ではない。カスタム文化を創り続けたニューズとカスタムトレンドの歴史を振り返る。

初のエアロブランドは大口径が似合うL.Aラグジュアリースタイル

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スポーツカーやセダンなど、多様な車種に向けたエアロを手掛ける大手メーカーが持ち得ないワゴン専門ショップならではの視点を活かし、100%ワゴン用として作られたボディキットがシーニックドライブ。

同製品の形状はフルバンパータイプが基本。外側に張り出した、いわゆるハカマ型が主流とされていた当時、内側に巻き込んだ曲面デザインやフロントアンダー部分に設けられた2つのディンプル(窪み)がシリーズ共通のアイキャッチとされていた。

シーニックドライブが注目を集めた要因はその独創的な造形センスはもとより、装着車両のイメージを根本から一新させる「トータルコーディネイト」という発想にあった。

このため装着デモカーはすべて全塗装が施され、パーツ単体の主張性よりクルマ全体から醸し出される世界観を重視。そのカラーもシャーベットグリーンやシャーベットイエロー、ベージュパールといった、セオリーに捉われない大胆なトーンが選ばれていた。

さらにそこに組み合わされていたのが、ジオバンナをはじめとする当時の最先鋭ブランドのホイール。「アメリカンカスタム」という広義なドレスアップスタイルから派生した「ラグジュアリー」という新ジャンルへの解釈がまだ曖昧だった時期に大口径ホイール、内巻きエアロ、クロームパーツというコンセプト面における定義づけを明確化。

ラグジュアリーカスタムという、車種やカテゴリーの枠を超えた一大ムーブメントを市場に根付かせるための功労者としての役割も果たした。

さらにその派生モデルとして、迫力と重厚感を前面に強調させたシーニックドライブ・VIPライン(ページ下段。ブラックのオデッセイ、ステップワゴン)が登場。ラグジュアリーという方向性をキープしながらも、さらなるアレンジの可能性を具現化させた。

【SCENIC DRIVE】

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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