日産の電気自動車、リーフ e+ アーバンクロムに試乗してみた

「実際のところ電気自動車ってどうなの? 伊豆半島をドライブしてきた」 #そこが知りたいEVのこと PART2 世界各国のカーボンニュートラル政策と電気自動車事情#005

エンジンを搭載せず充電した電気だけで走るピュア電気自動車。ドライブでつきまとうのは、やはり充電。スポット検索して計画を立てても、満車だったら待たねばならず、時間はどんどん過ぎていく…。そんな不安が払拭できるのか、伊豆方面へハンドルを切った。

伊豆半島ほぼほぼ一周! BEV体験ドライブ

ピュアEVの不安点は充電。ましてや電欠などもってのほか。電池がなくなったらどうしよう、なんて使い古したスマホみたいな不安を抱えながらも、初日は約300㎞のコースを設定した。

旅を共にするのは日産リーフ。62kWhバッテリーを積む「e+」。スタート時のメーター表示は100%/363㎞(電池残量/走行可能距離、以下同)。

エアコンを23度に合わせ、eペダルをオンにしてスタート。酷い工事渋滞にもハマったが、思った以上に電気の消費は少なく、東名・横浜料金所通過時点では、94%/324㎞を表示。

小田原厚木道路では制限速度の70㎞/hに設定しプロパイロットを使ったお任せドライブ。料金所通過での減速感や通過後の加速感は穏やかで、減速を始めるタイミングもとても好みに合っている。アクセルペダルを踏み込めば、EVならではのスムーズな加速も味わえた。

第1目的地である弓ヶ浜に到着した時点では72%/274㎞。沼津市内のホテルまでは西伊豆回りで約100㎞を残しているが、十分に余裕がありそうだ。実はここまでに、海老名SAと伊東市内で休憩&昼食時間を利用して、30分×2回の急速充電を実施。

いずれも電池残量は80%以上あったのだが、充電チャンスを逃さずに早め早めの充電で電欠の不安解消につながった。沼津市内のホテル到着時は30%/119㎞の表示。電費は5.6㎞/kWhだった。

ホテルは沼津市内を中心にネットで検索。さらに充電設備の有無をホームページでチェックし、4器の普通充電器と1器の急速充電が備えられていることを確認し予約。念のため普通充電器を使用したい旨をメールで連絡しておいた。

普通充電器で約13時間充電し、翌朝は96%/369㎞にまで回復。2日目はeペダル+ECOモードで出発。急な上り坂や一般道を多めに走行したが、長い下り坂を使っての回生体験もでき62%/240㎞を残し、余裕でゴール。総合電費は5.6㎞/kWh。

合計398㎞のEV体験は電欠の不安よりも、EVやワンペダルの愉しさを知ることになった。充電インフラは十分とはいえないが、設備のあるコンビニや、営業時間内ならディーラーでの充電も可能。体験した今では恐れるに足らない、ってか。

電気自動車、かなり好きになったけど、古い集合住宅住まいゆえお迎えするのは無理かなぁ。

BEV体験 ドライブ体験ルートはこちら!

【DAY1】日産グローバル本社・横浜市内~首都高速・狩場IC~保土ヶ谷バイパス~東名高速・横浜IC~小田原厚木道路~国道135号~弓ヶ浜~国道136号(土肥経由)~国道414号~伊豆縦貫道・月ヶ瀬IC~大仁中央IC~国道414号~沼津市内・宿泊ホテル=285㎞

【DAY2】宿泊ホテル・沼津市内~国道1号~箱根峠~箱根関所南・椿ライン~大観山・箱根ターンパイク・早川~国道1号・小田原市内~小田原西IC・西湘バイパス・大磯東IC~国道134号~茅ヶ崎海岸IC新湘南バイパス藤沢IC~国道1号~横浜新道~首都高・みなとみらいIC~横浜市内・日産グローバル本社=113㎞

プロパイロットで高速道路も安全&楽々ドライブ!【リーフ e+ アーバンクロム】

▶▶▶そこが知りたいEVのことまとめはこちら

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

キーワードで検索する

著者プロフィール

stylewagon 近影

stylewagon