プレミアムSUVに、より快適な乗り味をプラス
【BRIDGESTONE ALENZA LX100】
重くてパワフルで、なのに快適性を求められる都会派SUVは、足まわりのセッティングが難しい。特にタイヤは数々の性能を求められる。そこに挑んだのがブリヂストンのSUV専用タイヤ、アレンザLX100だ。
昨今のSUV向けにキッチリと耐荷重性能を満足させつつ、新型車に想定されるサイズバリエーションを網羅し、その上でアレンザLX100が表現したのはコンフォート性の追求だった。ブリヂストンのコンフォート系タイヤの代表格、レグノの技術をふんだんに盛り込みつつ、背が高く重量のあるSUVを想定した独自設計を加えた。
実際、しっかりと路面を捉えながら、その凹凸や起伏を包み込むようにいなしていく感触は心地よい。ロードノイズも抑えられていて車内はいつも静か。都会派SUVにはピッタリの銘柄だといえる。新車から数年が経ったクルマのリプレイスとしての選択としても、乗り味の劇的な変化に驚くはずだ。
アレンザLX100のコア技術となる新非対称パターン。トレッドのアウト側はダブルブランチ型消音器の盛り込まれた3Dノイズ抑制グルーブが、イン側には摩耗後も高周波ノイズを抑制するシークレットグルーブが盛り込まれる。さらにイン側の縁には3Dノイズカットデザインも採用された。
気になるロードノイズも低減ラグジュアリーなクルージングでドライブの「質」が高まる
ブリヂストンが行った騒音比較では、デューラーH/L850」よりもロードノイズが22%低減しているという。60%摩耗時においても9%ほど低減したまま。これが進化したサイレントテクノロジーの恩恵だ。非対称パターンで形成されるトレッド面はスタイリッシュで、その点においても都会派SUVにぴったり。
SUVを想定したアレンザLX100は、その高重量(高荷重)を受け止めるために、サイドウォールに専用チューニングが施された。高い静粛性ばかりかステアリングの応答性にも優れ、ふらつきを低減させる。タイヤはただ静かなだけではなく、意のままに運転ができて初めて“快適”だと感じることができる。
右頁に紹介した非対称パターンやコンパウンドの特性などの相乗効果で、高い耐摩耗性能を実現した。先代のデューラーH/L850に比べて摩耗寿命が5%ほど向上した。摩耗したときにも静粛性が保たれるのもポイント。新しいときだけではなく、たとえ使い続けてもずっと静かで快適な乗り味をキープする。
SIZE LINE UP
175/80 R16〜285/40 R22
もうひとつのアレンザもスポーティ派にはオススメ【ALENZA 001】
都会派SUVを想定しつつ、よりハイパフォーマンス&プレミアムSUVへ向けて運動性能に振ったモデルがアレンザ001だ。2016年12月に発売されたものだが、決してアレンザLX100の先代モデルというわけではなく、コンセプトを違えたモデルだ。特に転がり抵抗を抑えつつも高いドライ&ウェット性能を発揮するのがポイント。スポーツタイプのSUVはもちろん高速長距離移動が多いような使い方なら、その方向性はマッチするはずだ。
チャンファリング、3D-M字サイプ、マルチラウンド・ブロックなどの独自のトレッド技術で高いドライ&ウェット性能を発揮する。
SIZE LINE UP
215/65 R16〜295/35 R21
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]