10泊11日色々なクルマで車中泊してみました! 第三夜は「ミツビシ・デリカD:5」

段差処理で快適空間をゲット!【10日連載 第三夜/ミツビシ・デリカD:5】1日1台寝てきました! #10泊11日車中泊インプレッション

【10泊11日 車中泊インプレッション】車中泊と一言で言っても、寝るクルマやフラットスペースの作り方によって、その“快眠度”は大きく変化する。同じクルマだとしても寝方や、寝心地を良くするためのグッズを駆使することで、もっともっと快適に過ごすこともできるのだ。今回はクルマによって異なる寝心地を実証するために、10泊の車中泊キャンプを敢行。さて、意外にももっとも寝やすかったのは、あのクルマでした!

唯一無二のミニバンは段差処理で快適空間に

【三菱・デリカD:5】
快眠度 ★★★★☆
腰のやられ具合 ★☆☆☆☆
就寝人数目安 大人2名
車両価格 391万3800円〜448万9100円
乗車定員 8名

3列シートで両側スライドドアを装備し、7人もしくは8人乗りというれっきとしたミニバンだが、実は本格的なクロカン性能も持ち合わせるという唯一無二のクロカンミニバン、デリカD:5。

通常のミニバンでは躊躇するような悪路でもグイグイ走れるとあって、アウトドア好きファミリーに圧倒的な人気を誇る一台。2WDの設定はなく、全車4WDというのもミニバンらしからず珍しい存在だ。

さてそんなデリカD:5だが、2列目がキャプテンシートの7人乗り、ベンチシートの8人乗りがあり、今回はより寝やすいだろうということで8人乗りにて車中泊にトライしてみた。

2〜3列目シートをリクライニングさせたフラットスペースは長さ約200センチ、フラット時の車内高も105センチと、確かに広く高く快適だ。雨が降っても2〜3人であれば、車内で楽しく過ごせそうな広さである。

しかし、快眠するにはちょっと工夫が必要。2、3列ともに、背面と座面との段差が大きく、正直このままで寝るのは厳しい。キャンプマットや純正アクセサリーとして購入できるジョイントクッションなどを駆使して、できる限り凹凸をなくすことが必要だ。

もっともベストなのは、3列目の背面の段差を枕に見立てて、2列目〜3列目座面を使う方法。2列目の背面と座面の段差を上手になくせば比較的快適に寝られる。

この広さ、使いやすい装備、ミニバンとは思えない悪路走破性、何よりアウトドア向きというクルマの性格を考えると、就寝時の段差というネガを払拭する努力をしてでもお薦めのクルマではある。アウトドア系のオプションも豊富だ。

約200センチのフラット長が取れる広々とした車内。3列目は左右に跳ね上げておくことで、ラゲッジ容量を増やせるので、キャンプにも便利。


A=約200cm
B=約120cm
C=約105cm
D=約35〜55cm

「【10日連載!】1日1台寝てきました! 10泊11日車中泊インプレッション_どのクルマが1番寝やすい!? ■第三夜  ミツビシ・デリカD:5」の1枚めの画像



「【10日連載!】1日1台寝てきました! 10泊11日車中泊インプレッション_どのクルマが1番寝やすい!? ■第三夜  ミツビシ・デリカD:5」の1枚めの画像2列目の座面と背面の段差。座面が前方に向け斜めになっているので、それを考慮してマットを置く必要がある。


「【10日連載!】1日1台寝てきました! 10泊11日車中泊インプレッション_どのクルマが1番寝やすい!? ■第三夜  ミツビシ・デリカD:5」の1枚めの画像3列目用のドリンクホルダーは就寝時に小物入れとして使いやすい。両サイドにあるので2人で1カ所ずつ使える。

▶1泊目 トヨタ・ノアMU(モデリスタ
▶2泊目 マツダ・マツダ6ワゴン
▶3泊目 三菱・デリカd:5
▶4泊目 三菱・アウトランダーPHEV
▶5泊目 スズキ・ハスラー
▶6泊目 ホンダ・フリード
▶7泊目 日産・エルグランド
▶8泊目 ダイハツ・タントカスタム
▶9泊目 トヨタ・ハリアー
▶10泊目 日産・NV350キャラバン マルチベッド(オーテック)
▶最終夜 考察

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