10泊11日色々なクルマで車中泊してみました! 第十夜は「ニッサン・NV350キャラバン」

朝まで快眠。OPのテーブルで快適!【10日連載 第十夜/ニッサン・NV350キャラバン マルチベッド】1日1台寝てきました! #10泊11日車中泊インプレッション

【10泊11日 車中泊インプレッション】車中泊と一言で言っても、寝るクルマやフラットスペースの作り方によって、その“快眠度”は大きく変化する。同じクルマだとしても寝方や、寝心地を良くするためのグッズを駆使することで、もっともっと快適に過ごすこともできるのだ。今回はクルマによって異なる寝心地を実証するために、10泊の車中泊キャンプを敢行。さて、意外にももっとも寝やすかったのは、あのクルマでした!

快眠できないワケがない完璧フラットスペース

【ニッサン・NV350キャラバン マルチベッド】※車両は2021年10月のMC前のモデルです。
快眠度 ★★★★★
腰のやられ具合 ☆☆☆☆☆
就寝人数目安 大人2名
車両価格 340万3400円〜432万3000円
乗車定員 5名

さて、10泊11日の車中泊インプレッションも最終日。ラストの相棒として選んだのは、もう名前からして快適そうな日産・NV350キャラバン マルチベッド。

NV350キャラバンをベースに、オーテックがベッドキットなど車中泊に便利な装備を架装したコンプリートカーで、つまり、ディーラーで購入できる車中泊仕様車だ。

乗車定員は2列シートで5人乗り。ベッドキットは2列目シートの後ろから始まるので、シート位置を変更したりする必要なく、常にベッドを展開しておけるのが、まず嬉しい。

ベッドの長さは176センチと必要十分。それ以上の身長だとしても、ベッド幅が最小でも140センチあるので、斜めに寝れば問題なし。何より就寝することを前提として装備されたベッドマットなので、一切の凹凸も傾斜もなく、快適そのもの。何の不満もなく、朝まで快眠することができた。

またベッドは3分割されていて、真ん中のマットを取り外し、オプションのテーブルを加えれば、車内でゆったりとくつろぐこともできるし、左右どちらかのマットだけ残してもう片方を跳ね上げれば、自転車などを積み込むこともできる。車中泊の目的に合わせて自由自在にアレンジ可能だ。

テーブル以外にもフックやパイプラック、カーテン、シェードなどのオプションもあるので、より自分好みの仕様を目指すこともできる。ベッド未使用時は左右に跳ね上げてコンパクトに収納することが可能。

フロアはカーペットではなく、マルチベッド専用として、硬質なフロアパネルを標準装備している。汚れたとしてもサッと拭き取れるのもアウトドアでは便利だ。

広大なラゲッジをフルで使ったフラットスペース。車中泊をするために架装されたマットなので、凹凸や傾斜は一切なく快適。


A=約176cm
B=約140cm
C=約90cm
D=約33cm


「【10日連載!】1日1台寝てきました! 10泊11日車中泊インプレッション_どのクルマが1番寝やすい!? ■第十夜 ニッサン・NV350キャラバン マルチベッド」の1枚めの画像


「【10日連載!】1日1台寝てきました! 10泊11日車中泊インプレッション_どのクルマが1番寝やすい!? ■第十夜 ニッサン・NV350キャラバン マルチベッド」の1枚めの画像3分割のベッドマットの右のみを残した状態。58センチ幅の就寝スペースを残したままトランスポーター的な使い方ができる。


「【10日連載!】1日1台寝てきました! 10泊11日車中泊インプレッション_どのクルマが1番寝やすい!? ■第十夜 ニッサン・NV350キャラバン マルチベッド」の1枚めの画像ベッドキットは、トランスポーターなどのビルダーとして有名なオグショー製。マットにはオグショーのタグも備わる。

▶1泊目 トヨタ・ノアMU(モデリスタ
▶2泊目 マツダ・マツダ6ワゴン
▶3泊目 三菱・デリカd:5
▶4泊目 三菱・アウトランダーPHEV
▶5泊目 スズキ・ハスラー
▶6泊目 ホンダ・フリード
▶7泊目 日産・エルグランド
▶8泊目 ダイハツ・タントカスタム
▶9泊目 トヨタ・ハリアー
▶10泊目 日産・NV350キャラバン マルチベッド(オーテック)
▶最終夜 考察

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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