2026年4月の普通自動車販売台数トップ10

| 順位 | メーカー・モデル | 販売台数 | 前年比 |
| 1位 | トヨタ・ヤリス | 13,149台 | 86.2% |
| 2位 | トヨタ・ルーミー | 12,192台 | 208.4% |
| 3位 | トヨタ・ライズ | 11,494台 | 191.6% |
| 4位 | トヨタ・シエンタ | 10,172台 | 122.6% |
| 5位 | トヨタ・ヴォクシー | 9,918台 | 155% |
| 6位 | トヨタ・カローラ | 9,828台 | 77.2% |
| 7位 | トヨタ・ランドクルーザー | 9,467台 | 275.9% |
| 8位 | トヨタ・アルファード | 8,318台 | 130.4% |
| 9位 | トヨタ・ノア | 8,265台 | 128% |
| 10位 | ホンダ・フリード | 7,900台 | 102.5% |
トヨタ勢がトップ10の9車種を占める結果に
2026年4月の普通自動車販売ランキングでは、トヨタ・ヤリスが首位となった。コンパクトな車体サイズや日常使いのしやすさを強みとするモデルであり、販売台数は13,149台。前年比は86.2%と前年同月を下回ったものの、ランキングではトップを維持している。
2位にはトヨタ・ルーミーが入った。販売台数は12,192台、前年比は208.4%と大きく伸長している。ルーミーは、背の高いコンパクトカーとして、街乗りのしやすさと室内空間の広さを両立している点が特徴だ。コンパクトでありながら実用性を重視するユーザーに支持されたと考えられる。
3位はトヨタ・ライズで、販売台数は11,494台、前年比は191.6%となった。扱いやすいサイズ感を備えたSUVとして、日常使いからレジャーまで対応しやすい点が評価されているとみられる。
ランキング全体を見ると、トップ10のうち9車種をトヨタ車が占めた。4位にはシエンタ、5位にはヴォクシー、6位にはカローラ、7位にはランドクルーザー、8位にはアルファード、9位にはノアが入っている。コンパクトカー、SUV、ミニバン、高級ミニバンまで幅広いカテゴリーで上位に食い込んでおり、トヨタの販売力の強さがうかがえる結果となった。
一方、10位にはホンダ・フリードが入った。トップ10のなかで唯一のトヨタ以外のモデルであり、販売台数は7,900台、前年比は102.5%と前年同月をわずかに上回っている。トヨタ勢が上位を占めるなかでも、コンパクトミニバン市場において一定の存在感を示したといえる。
ルーミー、ライズ、ランドクルーザーの伸びが目立つ
今回のランキングで特に目を引くのは、前年比で大きく伸びたモデルの存在である。
2位のルーミーは前年比208.4%、3位のライズは191.6%となり、いずれも前年同月を大きく上回った。さらに、7位のランドクルーザーは販売台数9,467台、前年比275.9%を記録しており、トップ10のなかでも際立った伸びを見せている。2026年4月の乗用車ブランド通称名別ランキングでも、これら3車種はいずれも大幅な前年比増となっている。
この背景には、単純な人気の高まりだけでなく、登録時期の影響もあるとみられる。2026年4月は、自動車税環境性能割の廃止を見据えて、3月末までに予定されていた登録や届け出を4月に先送りする動きが広がったとされる。そのため、4月単月の販売台数は市場全体として押し上げられやすい状況にあった。
ルーミーとライズについては、日常使いしやすいサイズ感と実用性の高さが引き続き支持されていることに加え、供給面の回復も販売増につながった可能性がある。両モデルは過去にダイハツの認証不正問題の影響を受けた車種であり、ルーミーは2024年3月に出荷停止指示が解除され、ライズもガソリン車・ハイブリッド車で順次生産・出荷再開の動きが進められていた。こうした供給制約からの回復が進んだことで、登録台数が伸びやすい状況になっていたと考えられる。
ランドクルーザーについては、本格SUVとしての高いブランド力に加え、4月に登録がまとまったことも販売台数を押し上げた要因とみられる。実際、前月は35位だったが、4月は9,467台を販売して7位に浮上した。また、2026年4月3日にはランドクルーザー「250シリーズ」のガソリン車が一部改良されており、商品面での動きもあった。
2026年4月の普通自動車市場は実用性重視が続く
2026年4月のランキングでは、コンパクトカー、SUV、ミニバンなど、日常使いしやすいモデルが上位に並んだ。ヤリス、ルーミー、ライズは扱いやすいサイズ感を強みとし、シエンタ、ヴォクシー、ノア、フリードは室内空間や使い勝手のよさで支持を集めている。
一方で、ランドクルーザーやアルファードのように、実用性に加えてブランド性や所有満足度の高いモデルも上位に入った。単に移動手段としての車だけでなく、快適性や趣味性を重視する需要も見られる。
ただし、2026年4月は登録時期の影響も販売台数を押し上げたとみられるため、単月の結果だけで市場の流れを判断するのは早い。5月以降も同様の傾向が続くのか、トヨタ勢の強さや各モデルの順位変動に注目したい。