レクサス「GX」とその姉妹車、トヨタ「ランドクルーザー 250」は、トヨタグループが誇る、耐久性と走破性に優れた魅力的なクロスオーバーSUVだ。

最新世代となる、3代目レクサスGXと初代ランクルは、ともに2024年に発売された。GXは、より洗練されたラグジュアリー志向のインテリアと強力なオフロード性能を備え、ボディオンフレーム構造の本格SUVとして、国産モデルにおける新たなプレミアムSUVの地位を確立。一方、2024年モデルのトヨタランドクルーザーは、一時販売休止期間を経て、タフな外観で市場に復帰した。

ランドクルーザー250

姉妹車ゆえ、両車には共通点も多くありますが、レクサスGXは価格が高い以上に多くの魅力がある。

レクサスGXは、最高出力353ps、最大トルク650Nmを誇る3.5リットルV6ツインターボエンジンと搭載。低速から立ち上がるワイドでフラットなトルク特性を実現し、オンロードでもオフロードでも力強く扱いやすい動力性能とすぐれた燃費・環境性能を両立している。

レクサス GX

一方、ランクル250のハイエンドグレード「ZX」は、最高出力204ps、最大トルク500Nmを発揮する2.8L直列4気筒ディーゼルエンジンと搭載している。

どちらも力強い加速性能を発揮するが、GXはわずかながら、しかしはっきりとその優位性を示している。また、グレードにもよるが、ランドクルーザーの最大3500kg程度だが、GXはクラストップとなる最大4000kg以上の牽引能力を持つ。これにより、GXはより魅力的で、より優れた走行性能を実現しているといっていいだろう。

ランドクルーザー250
レクサスGX

また、レクサスGXは、牽引能力が高いだけでなく、荷室容量も広くなっている。3列シート仕様のGXの最大荷室容量は76.9立方フィート、2列シート仕様は驚異的な90.5立方フィートだ。ランドクルーザーの最大荷室容量は82.2立方フィートで、両車の中間に位置する。3列シート仕様のGXは荷室容量が若干犠牲になるが、シートレイアウトを優先した結果だ。2列シート仕様と比較すると、GXの方が荷物をたっぷり積めるスペースが広くなっている。

レクサス GX

また、レクサスならではの、上質なインテリアも魅力的だ。GXでは、上質なトリムと高級感あふれる雰囲気で、より洗練された空間となっている。

ナッパレザーやウッドパネルがオプションで用意されているほか、オーバートレイル仕様は耐久性を重視しつつも、魅力的で快適な乗り心地を実現している。また、14インチのインフォテインメントタッチスクリーンが標準装備されている。

レクサス GX

ランドクルーザーのインテリアも魅力的だが、GXほどエレガントではなく、マッサージシートなどのプレミアムな装備も備えていない。「ZX」には、タッチスクリーンが標準で12.3インチが用意されているが、ベースグレードは8インチで12.3インチはオプションとなっている。また、GXは、オフロードアドベンチャー性能とレクサスブランドならではのプレミアムな乗り心地を兼ね備えている。

ランドクルーザー250

ボディサイズはランクル250が全長4925mm×全幅1980mm×全高1870mm×ホイールベース2850mmに対し、レクサスGXは、全長4950mm×全幅1980mm×全高1865mm×ホイールベース2850mmと若干拡大されている。GXは、2列目シートをベンチシートまたはキャプテンシートから選ぶことができるため、必要に応じて大人数での乗車にも対応できる汎用性を備えている。

ランドクルーザー250

価格は、ランクル 250最上位の「ZX」は735万円、レクサスGX「OVERTRAIL」が1195万円と差があるが、価格以上の魅力があることは間違いない。

ただし、2027年以降、状況が変わる可能性があるのだ。2025年6月、欧州市場に48Vマイルドハイブリッド(M-HEV)が導入された。このシステムは中東向け「ランドクルーザー300」で採用されている、ストロングハイブリッドとは異なり、ランドクルーザー250専用に開発されたシステムだ。

現段階で、48Vマイルドハイブリッドの日本導入は発表されていないが、2027年以降導入されるという情報もあり、実現すれば、レクサスGXに迫る魅力的なモデルになるかもしれない。

ランドクルーザー250