新型「ES」や「TZ」のように14インチ級の大型センターディスプレイを採用する!?

先日、レクサス「NX」改良新型のプロトタイプがスパイカメラマンによって撮影されたが、今度は主力SUVである「RX」の改良モデルの姿も捉えられた。

新型レクサス「NX」がニュルブルクリンクに出現!インテリアは垂直なダッシュボードがチラリと見えた!?

NX改良新型プロトタイプがニュルブルクリンクに現れた。現行NXの特徴であった流線型の角度のあるダッシュボードは姿を消し、より垂直なレイアウトが採用されていることが、ウィンドウ越しからみてとれる。

レクサス RX 改良新型プロトタイプ スパイショット

現行RXは2022年にフルモデルチェンジを受けて登場した。今回目撃された開発車両は、2027年モデルとして登場が予想されるマイナーチェンジ版(改良新型)とみられている。

レクサス RX 改良新型プロトタイプ スパイショット

RXは1998年に登場したレクサスを代表するSUVである。「高級セダンの快適性とSUVの実用性を融合する」というコンセプトのもと開発され、高級クロスオーバーSUVという新たなカテゴリーを切り開いた先駆的モデルとして知られている。

なお、日本市場では初代と2代目がトヨタブランドから「ハリアー」として販売されており、「RX」の名称でレクサスから販売されるようになったのは3代目からである。

初代RXは北米市場で大ヒットを記録し、発売から5年間で約37万台を販売。その後も長年にわたりレクサスブランドの主力モデルとして君臨してきた。プレミアムクロスオーバーSUVという市場を事実上確立した存在であり、現在でもBMW X5やメルセデス・ベンツGLEといったライバルと競いながら高い人気を維持している。

今回目撃されたプロトタイプを見る限り、エクステリアの変更は比較的限定的なものになりそうだ。

リアではバンパーデザインが見直され、ボディ同色部分が拡大。従来よりブラック樹脂パーツの面積が減少していることが確認できる。フロントでは下部中央の開口部形状が変更され、よりワイドで低く見えるデザインへ進化する可能性がある。

さらにフロントリップ両端には新たなエアインテークらしき造形も確認されており、スポーティな印象が強められるかもしれない。ただし、今回の車両は開発初期段階のプロトタイプとみられており、量産モデルではさらに変更が加えられる可能性がある。

今回、車内を詳細に確認することはできなかったが、海外メディアの間では新型セダンのESや3列シートの新型SUV「TZ」と共通する新世代インテリアを採用するとの情報もある。

もしこれが事実であれば、改良新型RX最大の進化ポイントはエクステリアではなくインテリアになる可能性が高い。キャビンには14インチ級の大型ディスプレイを搭載し、新世代インフォテインメントシステムを採用すると予想されている。

処理能力の向上によるレスポンス改善に加え、パーソナライズ機能の強化、新しいクイックコントロールメニュー、改良型音声アシスタントなども導入される見込みだ。さらに、ドライブレコーダー機能の統合やOTA(無線アップデート)機能の強化なども期待されている。

また、細かなアップデートとして、ステアリングホイールは最新レクサス車に採用されている「LEXUS」ロゴ入りの新デザインへ変更されるとの見方がある。新型ESで採用されたショートタイプのシフトレバーや、新しい加飾パネル、質感を向上させた内装素材なども採用される可能性が高そうだ。

パワートレインについては大幅な変更は行われず、現行ラインアップを基本的に継承するとみられている。

最高出力279PSを発揮する2.4L直列4気筒ターボエンジンをはじめ、ハイブリッドモデルやプラグインハイブリッドモデルが引き続き設定される見込みだ。なかでもRX 450h+は、EV走行性能と長距離移動性能を両立したモデルとして、引き続き主力グレードを担うことになりそうである。

近年の高級SUV市場では、走行性能だけでなく、車内での快適性やデジタル体験が重要な競争軸となっている。BMW X5やメルセデス・ベンツGLEといったライバルが進化を続ける中、レクサスRXがどのような進化を遂げるのか、今後の正式発表に注目したい。