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静粛性の高さや乗り味も向上した新型e-POWER
新開発の発電専用1.4Lエンジンと高出力モーターを組み合わせるe-POWERから試乗した。まず驚かされるのが、静粛性の高さだ。エンジンが掛かっていない際の発進や低速時はもちろん、始動時の音・振動もよく抑え込まれている。エンジン音を抑制したのはもちろん、遮音材や吸音材を適正配置、厚みを増した成果で、とくに静かな「ルキシオン」は、フロントスクリーンとフロントガラスに遮音ガラスを採用。同仕様は、ハンズオフドライブの「プロパイロット2.0」に対応するため、足まわりの強化も盛り込まれていて、開発テーマのひとつである「クルマ酔いのしにくさ」を最も享受できる。コーナリングや車線変更時でもロールやピッチングも抑え込んでいる。また、いわゆるワンペダルドライブの「e-Pedal step」をオンにした際の回生時の姿勢もいい。減速Gを向上しつつ、ノーズダイブも抑えた滑らかな減速フィールも好印象だ。
先代のC27から継続して採用された2.0Lも静粛性の高さを十分に享受できる。80km/h程度であれば1列目と3列目間で普通に会話できるほど。また、アクセルとブレーキ操作に対してリニアな応答性を実現していて、滑らかで軽快な走りが得られるのも光る。






熟成の2.0L

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]