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SUVテイストのファンクロス追加に荷室の使い勝手も大幅向上
アウトドア系のファンクロスを追加するとともに、販売台数の約半数を占めるカスタムの顔つきをより精悍に仕立てるべく、フロントグリルをはじめ、バンパーやヘッドライトのデザインを変更し、圧倒的な押し出し感を獲得。タントの大幅なイメチェンを敢行できたのは、ファンクロスを新設したことが大きい。
ファンクロスは、フードガーニッシュやサイドストーンガード、前後のシルバーアンダーガーニッシュ、ルーフレールを標準化することで、ひと目でアウトドア系と分かる仕上がりだ。この仕様の追加に伴い、荷室側からも後席のスライドが可能になった。上下2段調整式デッキボードも追加し、荷室を上下に分けて有効活用できるようになった。さらに、後席裏面とデッキボードに防水加工を施すとともに、デッキボードは脱着が可能で、車外でテーブルとしても使えるなど工夫が凝らされている。また従来どおり、美点である広大な後席足元や頭上空間も享受できる。
走りは、乗り心地の良さと静粛性の高さが印象的だ。全高は高めだが、揺すぶられるような動きを良く抑えている。また、金属ベルトと遊星歯車を組み合わせたD-CVTによりスムーズな発進と加速を実現しているのも美点だ。
深くアクセルを踏んでもラバーバンドフィールといわれるCVTの悪癖もあまり顔を出さない。荷物を多く積み込んで走らせるのならターボ車が頼もしく、ひとりでの街乗り中心なら、自然吸気エンジンでも不足はないだろう。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]